平成24年 3月 定例会(第1回) 平成24年伊万里市議会会議録(第1回定例会)1.日 時 平成24年3月7日 午前10時00分開会2.出席した議員 1番 内 山 泰 宏 13番 松 尾 雅 宏 2番 前 田 久 年 14番 多久島 繁 3番 香 月 孝 夫 15番 松 尾 博 幸 4番 東 真 生 16番 草 野 譲 5番 前 田 和 人 17番 樋 渡 雅 純 6番 井 手 清 敏 18番 渡 邊 英 洋 7番 副 島 明 19番 高 木 久 彦 8番 井 手 勲 20番 笠 原 義 久 9番 馬 場 繁 21番 占 野 秀 男 10番 梶 山 太 22番 田 中 啓 三 11番 山 口 恭 寿 23番 盛 泰 子 12番 松 永 孝 三 24番 福 田 喜 一3.欠席した議員 な し4.出席した事務局職員 局長 水 田 政 良5.地方自治法第121条による出席者の職氏名 市長 塚 部 芳 和 副市長 江 頭 興 宣 総務部長 前 田 隆 博 政策経営部長 山 本 洋一郎 市民部長(福祉事務所長) 吉 田 正 男 産業部長 犬 塚 邦 康 建設部長 黒 川 義 昭 総務部副部長(総務課長)(震災支援課長) 古 賀 恭 二 税務課長 吉 原 伴 彦 政策経営部副部長(財政課長) 武 野 逸 郎 政策経営部副部長(企画政策課長) 緒 方 俊 夫 長寿社会課長 高 森 久 一 福祉課長 川 元 和 弘 産業部副部長(観光課長)(伊万里牛課長) 池 田 博 志 企業誘致・商工振興課長 深 江 俊 文 建設部副部長(地籍調査課長) 青 木 政 博 (検査監兼技術監) 建設部副部長(都市開発課長) 池 田 和 高 理事 米 田 秀 次 会計管理者 光 田 和 夫 水道部長(
水道事業管理者職務代理者) 深 浦 弘 信 水道部副部長(工務課長) 林 喜代司 消防長 幸 松 伝 司 副消防長 丸 尾 定 教育長 森 哲 也 教育部長 川久保 茂 教育副部長(教育総務課長) 原 正 憲 学校教育課長 朝 長 省 吾1.議事日程 第1 市長提出議案に対する質疑 第2 議案の常任委員会付託1.本日の会議に付した事件 日程第1 市長提出議案に対する質疑 議案第32号 平成24年度伊万里市一般会計予算について 議案第33号 平成24年度伊万里市
国民健康保険特別会計予算について 議案第34号 平成24年度伊万里市
介護保険特別会計予算について 議案第35号 平成24年度伊万里市
立花台地開発事業特別会計予算について 議案第36号 平成24年度伊万里市
公共下水道事業特別会計予算について 議案第37号 平成24年度伊万里市
農業集落排水事業特別会計予算について 議案第38号 平成24年度伊万里市
市営駐車場特別会計予算について 議案第39号 平成24年度伊万里市
後期高齢者医療特別会計予算について 議案第40号 平成24年度伊万里市
水道事業特別会計予算について 議案第41号 平成24年度伊万里市
工業用水道事業特別会計予算について 日程第2 議案の常任委員会付託 常任委員会付託表┌───────┬────────────────────────────────
┐│ 委員会名 │ 付 託 内 容 │├───────┼────────────────────────────────
┤│ │議案第1号 伊万里市暴力団排除条例制定について
││ │ ││ │議案第2号 住民基本台帳法の一部改正及び外国人登録法の廃止に伴う
││ │ 関係条例の整備に関する条例制定について
││ │ ││ │議案第4号 医療職の廃止に伴う関係条例の整理に関する条例制定につ
││ │ いて
││ │ ││ 総務委員会 │議案第6号 伊万里市職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制││ │ 定について
││ │ ││ │議案第7号 伊万里市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正す
││ │ る条例制定について
││ │ ││ │議案第8号 伊万里市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する
条例制定││ │ について
││ │ ││ │議案第9号 伊万里市税条例の一部を改正する条例制定について │└───────┴────────────────────────────────┘┌───────┬────────────────────────────────
┐│ 委員会名 │ 付 託 内 容 │├───────┼────────────────────────────────
┤│ │議案第18号 伊万里市
消防事務手数料条例の一部を改正する条例制定に
││ │ ついて
││ │ ││ │議案第19号 伊万里市火災予防条例の一部を改正する条例制定について
││ │ ││ │議案第20号 伊万里・
有田消防広域化協議会規約の協議について
││ │ ││ │議案第27号 平成23年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)について
││ │ のうち
││ │ 第1条 歳入 全 款
││ │ 歳出 第1款 議会費
││ │ 〃 第2款 総務費
││ │ 〃 第9款 消防費
││ │ 第2条 継続費の補正
││ │ 第3条 繰越明許費
││ │ 第4条 地方債の補正
││ 総務委員会 │ ││ │議案第32号 平成24年度伊万里市一般会計予算についてのうち
││ │ 第1条 歳入 全 款
││ │ 歳出 第1款 議会費
││ │ 〃 第2款 総務費
││ │ (第1項 総務管理費のうち
││ │ 第8目 地籍調査費を除く)
││ │ 〃 第9款 消防費
││ │ (第1項 消防費のうち
││ │ 第3目 水防費を除く)
││ │ 〃 第12款 公債費
││ │ 〃 第13款 諸支出金
││ │ 〃 第14款 予備費
││ │ 第2条 債務負担行為
││ │ 第3条 地方債
││ │ 第4条 一時借入金
││ │ 第5条 歳出予算の流用 │├───────┼────────────────────────────────
┤│ │議案第3号 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図る
││ │ ための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う
関係条例││ │ の整備に関する条例制定についてのうち
││ │ 第4条 伊万里市公民館設置条例の一部改正
││ │ 第5条
伊万里市民図書館設置条例の一部
改正 ││ │ ││ │議案第5号 伊万里市
子育て支援センター条例等の一部を改正する
条例││ │ 制定について
││ │ ││文教厚生委員会│議案第10号
伊万里市立母子生活支援施設条例の一部を改正する
条例制││ │ 定について
││ │ ││ │議案第11号 伊万里市
こどもハートフルセンターひまわり園条例の一部
││ │ を改正する条例制定について
││ │ ││ │議案第12号 伊万里市
子育て支援センター条例の一部を改正する
条例制││ │ 定について
││ │ ││ │議案第13号 伊万里市児童遊園条例の一部を改正する条例制定について│└───────┴────────────────────────────────┘┌───────┬────────────────────────────────
┐│ 委員会名 │ 付 託 内 容 │├───────┼────────────────────────────────
┤│ │議案第14号 伊万里市敬老祝金支給条例の一部を改正する条例制定につ
││ │ いて
││ │ ││ │議案第15号 伊万里市子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正
││ │ する条例制定について
││ │ ││ │議案第16号 伊万里市介護保険条例の一部を改正する条例制定について
││ │ ││ │議案第21号 伊万里・
有田地区医療福祉組合規約の変更の協議について
││ │ ││ │議案第27号 平成23年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)について
││ │ のうち
││ │ 第1条 歳出 第3款 民生費
││ │ 〃 第4款 衛生費
││ │ 〃 第10款 教育費
││ │ ││ │議案第28号 平成23年度伊万里市
国民健康保険特別会計補正予算(第4
││ │ 号)について
││文教厚生委員会│ ││ │議案第29号 平成23年度伊万里市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
││ │ について
││ │ ││ │議案第31号 平成23年度伊万里市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第
││ │ 3号)について
││ │ ││ │議案第32号 平成24年度伊万里市一般会計予算についてのうち
││ │ 第1条 歳出 第3款 民生費
││ │ 〃 第4款 衛生費
││ │ (第1項 保健衛生費
││ │ 第3目 環境衛生費のうち
││ │ 3
浄化槽設置整備事業を除く)
││ │ 〃 第10款 教育費
││ │ ││ │議案第33号 平成24年度伊万里市
国民健康保険特別会計予算について
││ │ ││ │議案第34号 平成24年度伊万里市
介護保険特別会計予算について
││ │ ││ │議案第39号 平成24年度伊万里市
後期高齢者医療特別会計予算について│├───────┼────────────────────────────────
┤│ │議案第3号 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図る
││ │ ための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う
関係条例││ │ の整備に関する条例制定についてのうち
││ │ 第1条 伊万里市
土地改良事業分担金徴収条例の一部
改││ │ 正 ││ │ 第2条 伊万里市営住宅条例の一部改正
││産業建設委員会│ 第3条 伊万里市水道事業及び工業用水道事業の
設置等││ │ に関する条例の一部改正
││ │ ││ │議案第17号 伊万里市水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する
条││ │ 例の一部を改正する条例制定について
││ │ ││ │議案第27号 平成23年度伊万里市一般会計補正予算(第5号)について
││ │ のうち │└───────┴────────────────────────────────┘┌───────┬────────────────────────────────
┐│ 委員会名 │ 付 託 内 容 │├───────┼────────────────────────────────┤│ │ 第1条 歳出 第5款 労働費
││ │ 〃 第6款 農林水産業費
││ │ 〃 第7款 商工費
││ │ 〃 第8款 土木費
││ │ 〃 第11款 災害復旧費
││ │ ││ │議案第30号 平成23年度伊万里市
公共下水道事業特別会計補正予算(第
││ │ 4号)について
││ │ ││ │議案第32号 平成24年度伊万里市一般会計予算についてのうち
││ │ 第1条 歳出 第2款 総務費
││ │ 第1項 総務管理費
││ │ 第8目 地籍調査費
││ │ 〃 第4款 衛生費
││ │ 第1項 保健衛生費
││ │ 第3目 環境衛生費
││ │ 3
浄化槽設置整備事業 ││ │ 〃 第5款 労働費
││ │ 〃 第6款 農林水産業費
││産業建設委員会│ 〃 第7款 商工費
││ │ 〃 第8款 土木費
││ │ 〃 第9款 消防費
││ │ 第1項 消防費
││ │ 第3目 水防費
││ │ 〃 第11款 災害復旧費
││ │ ││ │議案第35号 平成24年度伊万里市
立花台地開発事業特別会計予算につい
││ │ て
││ │ ││ │議案第36号 平成24年度伊万里市
公共下水道事業特別会計予算について
││ │ ││ │議案第37号 平成24年度伊万里市
農業集落排水事業特別会計予算につい
││ │ て
││ │ ││ │議案第38号 平成24年度伊万里市
市営駐車場特別会計予算について
││ │ ││ │議案第40号 平成24年度伊万里市
水道事業特別会計予算について
││ │ ││ │議案第41号 平成24年度伊万里市
工業用水道事業特別会計予算について│└───────┴────────────────────────────────┘1.会議の顛末 (午前10時 開議)
△日程第1 市長提出議案に対する質疑
○議長(内山泰宏) おはようございます。定刻、定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 前日に引き続き、議案に対する質疑を行います。 まず、議案第32号 平成24年度伊万里市一般会計予算について、別冊です。区分して行います。 まず、第1条 歳入歳出予算のうち、歳入全款について、48ページから85ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。 同じく歳入歳出予算の歳出のうち、第1款.議会費、第2款.総務費、86ページから139ページまで。3番香月議員。
◆3番(香月孝夫) ページ数119ページ、2款.総務費、1項.総務管理費、16目.情報管理費、18節の備品購入費、全
庁ネットワーク整備事業についてお尋ねします。 397万5千円、プリンター等として上がっておりますけれども、これについて詳細をお尋ねしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 総務部長。
◎総務部長(前田隆博) 香月議員の御質問にお答えします。 備品購入費の件でございますけれども、今回、全庁的な備品ということで予定いたしております。まず、プリンター関係でございますけれども、プリンターにつきましては、契約監理課、消防、給食センターなどに配置するプリンターを予定しております。それから、ビデオカメラ、ブルーレイレコーダー、デジタルカメラにつきましては、全庁的に職員が動画、行事等の画像として残すために今回購入するものでございます。 それともう1つ、ソフトウエア、実は23年度からソフトウエア関係でワード、エクセルについては備品で購入するようにいたしております。それの備品購入関係で85台分、これが金額が大きゅうございますけれども、357万円ほど備品購入でソフトウエア関係を購入する予定でございます。 以上でございます。
○議長(内山泰宏) 3番香月議員。
◆3番(香月孝夫) わかりました。 今回、この予算書の中の備品購入費について、ずっとちょっと拝見したところですけれども、全体的に大体32件ありましたけれども、その中で大きいところから上げたところですけれども、できることでしたら詳細まで書いていただければ次からまたわかりやすいかと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(内山泰宏) 総務部長。
◎総務部長(前田隆博) 詳細といいますと、この先ほどの全庁ネットワーク以外の事業についてということでございますかね、備品購入の。詳しくは、先ほど申し上げましたように、プリンターとか、あとビデオカメラ、ブルーレイレコーダー、デジタルカメラ──台数を言いますと、小型プリンターが先ほど言いました3所属にまたがります3台、それとビデオカメラ1台、ブルーレイレコーダー1台、デジタルカメラ1台でございます。そういうことでよろしゅうございますか。
○議長(内山泰宏) ほかには。5番前田和人議員。
◆5番(前田和人) 予算書121ページ、123ページ、国際交流推進事業で、当初予算では大連市友好交流25周年並びに天津ビジネスミッションという2つの事業が主な事業として上げられておりますが、この事業については、それぞれ意味があるものだというふうには理解をいたします。ただ、どちらかといいますと、儀礼的、あるいはイベント的な事業ではないかなというふうに思うわけですが、概要書の12ページにはその記述がございますが、その前の9ページ、概要書9ページに休止・廃止等事業の中で、総務費、伊万里・アジアネットワーク事業が平成23年度で事業が完了するためということで廃止になっているわけですが、この伊万里・アジアネットワーク事業については、まさしく国際交流の事業でありますし、まず行政の交流から始まって、経済的、ビジネスの交流、それから、さらには中国との、あるいは伊万里との住民レベルの交流というところまで視野に入れた取り組みを今までしてこられたのではないかなというふうに思います。 この中で、このアジアネットワーク事業、例えば、このところはナシの試験販売であるとか、あるいは伊万里の焼き物の販路の調査であるとか、あるいは水産物を伊万里港から輸出するというふうな種々の取り組みをされてきておりますが、この伊万里・アジアネットワーク事業が完了ということですが、まだその評価をどういうふうに見て、これは本当に所期の目的を達成したもの、あるいはまだ継続的にやれば見込みがあるのではないかなというふうな内訳があると思うんですが、そのあたりの評価をどういうふうにされて、とりあえずこの24年度は今回上げられているこの事業に取り組みますと、その辺の流れのところを説明いただければと思いますが、お願いいたしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 政策経営部長。
◎政策経営部長(山本洋一郎) 伊万里・アジアネットワーク事業の完了ということで、今回、議案の概要のほうに書いております。昨年の3月の平成23年度当初予算の概要で、伊万里・アジアネットワーク事業については、平成21年度から香港に輸出実績のある商社とタイアップして、民間主導による伊万里梨、ブドウの輸出が実を結んできており、平成23年度は当該事業の仕上げの年ととらえて、民間主導による商流の構築と定着を図ると記述をしていたところであります。そのような目的を持って23年度、今年度取り組んできたところでありまして、目的を達成できたということで今年度終結して、次年度は上げていないということであります。 前田議員お尋ねの評価という点でございます。 当初、アジアネットワーク事業の目的については、これは平成16年度から取り組んでおるわけですが、アジアとの人、物、情報の交流拠点を目指すということで取り組みを始めています。伊万里港発アジアビジネス、アジアから日本への物流ビジネス、それと伊万里でのアジアビジネスと、その3点を目指して取り組んでおります。 そういう内容の中で、まず、ナシ等の農産物の輸出を取り組んでおります。これは平成16年度から平成20年度までが大連へ試験的にナシを輸出、販売をしてみるという取り組みをしております。それと、平成21年から23年にかけて香港のほうにナシの販売、ブドウの販売に取り組んでおります。それと2つ目に、伊万里のブランドであります焼き物の輸出については、平成16年から23年まで大連のほう、あるいは青島のほうへ輸出に取り組んでおります。それと3つ目に、アンテナショップの開設ということで、平成18年から大連の交流センターなり、また民間レベルでの22年から青島のほうにアンテナショップの開設ということに取り組みをしています。それと、食文化交流の事業を契機として、水産物の輸出、これについては平成20年から23年に取り組みをしております。 そういう中で、評価でございます。まず、ナシ等の農産物の輸出については、現状課題としては、まず大連輸出についてでございますけれども、基本的には採算の面で商流をつくれないというようなことでの結論を出しております。これは大連の貿易関係の会社のほうからも指摘がございまして、ロットとか価格の面、そういった面から大連のほうではなかなか採算面では難しいということで指摘を受けて、そういう課題をとらえております。それと、物流において伊万里港発の農産物輸出ということでいきますと、販売先のセールスの時期と出荷の時期のタイミングがありまして、なかなか経常的に物流をつくり出すことも難しいというようなことで課題をとらえております。 一方、香港へのナシ、ブドウの輸出については、21年度から取り組んでおりますけれども、香港ジャスコというところで販売を伊万里の分についてはやっておるわけですが、非常に評価が高くて、これについては商流が形成されているという状況にございます。今後の課題としては、販売経費がなくても商流が維持できる状況を形成するということで、今年度、この商流について県の農林水産物等輸出促進協議会のほうから香港ジャスコの販売エリアをぜひ欲しいというようなことで話がございまして、県のほうは香港のSOGOで販売をしているところですけれども、そういう話がございまして、伊万里梨とブドウの輸出については、伊万里の今の支援、販売方法と同じ条件で対応していくということがございましたので、平成24年度からは県のほうの事業で取り組んでもらうような方向で、今、最終の詰めを行っているということであります。 それと、焼き物の輸出については、基本的な課題としては、保税運送、通関というところでコスト削減のためにビジネスモデルが構築できているという成果がございます。ただ、保税期間が非常に短いために長期的な販売戦略はなかなか難しいということが結果的にわかっております。それと、現実的に販売が数点、非常に販売量が少のうございました。売り上げ実績が少のうございました。商品が中国人の嗜好に合っていないというような指摘も向こうのほうからございました。そういうこともございまして、地元窯元の窯業界のほうとも協議をしましたけれども、中国人の嗜好に合った商品開発については、なかなか今の時点では難しいというようなお話もございまして、現状の商品でまず販売を続けていきたいということがございましたので、今後の経済状況の好転を見るまで当面凍結をしていくという方針で協議をしております。 あと、アンテナショップについては、民間主導のアンテナショップを青島のほうに開設しておりますけれども、これについては民間のほうのいろんな経営形態の変更とかして継続をしていくというようなことも言われておりますので、そっちのほうの状況を見ながら、また支援等については検討していきたいというふうに思っております。 それと、水産物の輸出については、非常に年々伊万里港からの輸出の実績が伸びております。これについては、金額的に20年度が2,200万円ほど、21年度が4,500万円、22年度が8,000万円というような輸出の実績、コンテナの量でいきますと、22年度が46TEUの輸出というふうになっております。非常に実績は伸びておりますので、これもポートセールス等でフォローアップで支援をしていきたいというふうに考えております。 こういうような状況で、基本的に伊万里・アジアネットワーク事業で取り組んだものについては、成長著しいアジア圏の経済力を地域の発展に取り込むと、そういう方向については間違っていなかったというふうに考えておりますので、あとは伊万里港を玄関口として新たな物流の形成を、またいろんな経済情勢とか課題等のクリアをしながら取り組んでいくという方向をもって、とりあえずはアジアネットワーク事業については完結をしたいというふうに考えているところであります。 以上でございます。
○議長(内山泰宏) 前田和人議員。
◆5番(前田和人) せっかく伊万里・アジアネットワーク事業として種々の取り組みをして、それがぶつっと切れてしまうのは大変残念だなという思いで質問をしたわけですが、今述べていただきましたように、成果があった部分と非常に苦しかった部分もあったという報告であります。また、ナシあたりにつきましては、伊万里単独じゃなくて、県としての取り組みをされるというつながりができているということはよろしいことかと思いますが、伊万里・アジアネットワーク事業で培った経験をぜひ今後に生かしていただきたいという思いで質問をさせていただきました。 以上です。
○議長(内山泰宏) ほかに。13番松尾雅宏議員。
◆13番(松尾雅宏) 予算書の129ページに次代を創る研修事業という、以前、グローバル海外派遣研修というふうなことが10年ぶりに復活をしたということで、その会員の方々からも強く望まれておったことですから、これはこれで大変喜ばしいことなんですけれども、今回7名という人員を定められておるようですけれども、7名になった根拠と、それと主たる選考基準はどのようになされるのか、概略でいいですから、お聞きいたします。 それと、111ページの婚活応援推進事業についても、武雄市のお結び課と同様に、今、独身男性、女性が非常に多い中で、私の周りにも私に相談があるのは、お嫁さんをもらってほしいという相談がたくさんございます。ですから、このことについても支援をいたしたいんですが、ここまでできていたカップルじゃなくて、この課の事業によって新たにできたカップルは何組いらっしゃるのか、まずこの2つをお尋ねしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 政策経営部長。
◎政策経営部長(山本洋一郎) まず、次代を創る研修事業のほうの人数、それと選考基準ということでございます。 これにつきましては、今回7名ということにしております。なぜ7名かということでございますけれども、区切りがいい数字、10名とかいろんな単位があると思いますけれども、基本的には、今回基金を取り崩して初めて人材育成事業に取り組むというような状況がございますので、当面5年ほどを新たな再開の期間ととらえて、その中で、ある程度1,000万円ぐらいの取り崩しの目標で取り組もうかというふうに思っております。そういう中で、やはり財源的な縛りもございますので、結果的に7名、職員もつけていきますので、合わせて8名、偶数で派遣しないといけませんので、そういう成果の中で、結果の中で人数を出しているところであります。 それと、選考基準については、まだ明確にどういうような内容でということは決定しておりませんけれども、過去の事例で申し上げますと、まずレポート、面接というようなことでやっておりますので、そういうようなことを視野に入れて選考基準を設けて、公開して選考していきたいというふうに思っております。まだ正確な内容については決定はいたしておりません。 それと、婚活の実績でございます。 今、登録者数が309名、男性が184名、女性が125名で309名の登録がございます。成婚された方が11名であります。これはイベントや講演会に登録されて参加された方が8名、登録がきっかけでされた方が3名ということでございます。 それと、カップル数、成婚に至らなかったカップル数、いろんなイベントをしてのカップル数でございますけれども、43組できております。これはイベント回数が過去16回やっておりますが、その中で43組カップルができているということであります。 それと、イベントをせずに一応登録されているプロフィールを見て、ぜひ会いたいとかいう中でできた引き合わせの組ですが、これが5組で、その中でカップルになられた、おつき合いされた方が4組ということでございます。 以上でございます。
○議長(内山泰宏) 13番松尾雅宏議員。
◆13番(松尾雅宏) グローバル事業については1億円の原資ということで、私もその会員の一員として時々その会合に出席をするんですけれども、大体以前は10人ずつ派遣をなされておりましたし、10人に1人50万円使っても500万円、1億円を500万円で割れば約20年間はあるじゃないかという御意見もあっておったようです。区切りがいいというふうなことですから、それはそれでいいんですけれども、伊万里市の次代を担う人材育成事業に選考基準をしっかりと持ちながら選んでいただきたいなというふうに思います。 それから、婚活のほうについては、思う以上に少ないようですけれども、なかなか個人情報のこともあり、ペーパー的に結ぶというわけにはいかないと思うんですけれども、新年度に何か画期的な取り組みをするというふうな計画はございますか。
○議長(内山泰宏) 政策経営部長。
◎政策経営部長(山本洋一郎) 今、松尾議員のほうから件数的に少ないんではないかというような御評価でございますけれども、私どもとしては、非常に他の自治体とかほかの方から言われるのは、この間もセミナー等をして、講師の方から評価をいただきました。非常に伊万里の取り組みは件数的にも実績は上がっているというような評価はいただいております。 それと、新年度についての画期的な取り組みということでございますけれども、基本的には今の取り組みの中で改善すべき点は改善しながら取り組んでいきたいというふうに思っております。1点、小さな改善でございますけど、なかなか大人数になるとカップルとしての組み合わせとか話す機会とかというのがやりにくいというような声もあっていますので、できるだけ小グループでのそういうふうな引き合わせというようなことをすれば成婚の──成婚じゃないですね。カップルの成果も出てくるんじゃないかということも考えておりますので、今までの実績の中から課題を整理して、改善しながら取り組んでいくという方向でやっていきたいというふうに思っております。
○議長(内山泰宏) ほかに。20番笠原議員。
◆20番(笠原義久) 関連なんですけど、同じく24目のふるさと創成人材育成費の内容なんですけど、この概要書によると先進地がドイツ、オーストリアということになっていますが、ドイツ、オーストリア、相当な先進地事例というのがあるかと思うんですが、具体的にドイツ、オーストリアでそれぞれどういうことを行っていて、そのことを視察するんだというようなことが目的があるかと思うんですが、その具体的な事例ですね、どういう現地でやっていることを視察するんだということをお尋ねしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 政策経営部長。
◎政策経営部長(山本洋一郎) 今回の次代を創る研修のテーマについては、勉強会のときにもちょっと御説明はしたんですけれども、農山漁村にある地域資源を生かした新たなまちづくりというようなことをテーマで取り組むということであります。 今回、先進地ということでヨーロッパ、ドイツ、オーストリアということで挙げておりますが、ここがグリーンツーリズムの発祥の地と。ヨーロッパ自体がそういうようなことで言われておりますけど、特にドイツ、オーストリアについては、そういうような発祥の地ということであります。そこで、農産物の加工施設なり農家民泊の体験、交流、そういった点を中心に視察、研修をしてきていただくということで考えております。
○議長(内山泰宏) 20番笠原議員。
◆20番(笠原義久) 今、ドイツ、オーストリアと2つの国があるんですが、いずれもそういう答弁の内容ですか。両国とも。
○議長(内山泰宏) 政策経営部長。
◎政策経営部長(山本洋一郎) それぞれの都市でそれぞれ農家民泊ということではございませんけれども、基本的には同じような状況が両国ともありますので、そういうような状況について研修をするということで今行程を出しているところであります。
○議長(内山泰宏) ほかには。21番占野議員。
◆21番(占野秀男) ちょっと数多くありますので、よく聞きよってください。 1つは、今の研修事業の件ですが、これまでにも相当の方々が海外に研修に行かれて、それを地域の中で生かしていくということでやられていると思いますので、これは非常に有効なことではないかなというふうに思います。 ただ、この時期は大変予算がなくて、財政が厳しくて、市民にも相当無理をお願いして辛抱していただいている時期ではないかなというふうに思います。予算編成に当たっても大体10%から15%ぐらい減らした形での予算編成というお話も前段で聞いたような気がいたしますが、外国に行くのは外国でそれなりに必要だと思いますが、全然気候が違いますし、規模が違いますし、国によって農業に対する考え方も全然違います。それから、面積もほとんど日本の農家とオーストリアとかの農家というのは全然規模が違うんじゃないかなというふうに思いますが、そういう意味で、もう少し有意義な形で研修の成果を上げるためには、必ずしも全然異種文化のところじゃなくて、日本でも結構あちこちあるんじゃないかなという気がいたします。財政的にも厳しい折ですから、せっかく研修に行くならば、その効果が将来発揮できるように、国内の先進地でもよかったんではないかなというふうにちょっと私は感じたものですから、その点についてはどのようにお考えになって海外にされたのかお尋ねをいたします。 ちょっと戻りまして──ああ、123ページは前田議員からありましたので、結構です。 119ページに、これは情報管理の関係で委託料が上がっております。それから、使用料及び賃借料というのが上がっておりますが、こういう委託をされる場合は、大体何社ぐらい説明をされて委託契約をされているのか、競争入札をされて、されているのか、それとも長年のつき合いの中で随契みたいな形で実施をされておりますのか、その契約の方法についてお伺いをいたします。 なぜ言うかといいますと、実は新しい病院で病院内の連絡網の整備をするときにNTTが一番有力だというお話がありまして、前段でそういうことが言われるのはおかしいんじゃないかということで質問した記憶がございますが、あそこは完全な競争入札を行われて一番安いところに決定をされたんではないかと思いますが、そういう意味で、情報広報課でのこの委託料、それから使用料及び賃借料についてはどういう契約の仕方になっておりますのかお伺いいたします。 それから、もう1つ前に戻りまして、117ページの交通安全対策費についてお伺いをいたします。 おかげで大坪バイパスも完成して、大変快適な道路として利用をされておりますし、今のところ一番西の端が市民会館のところまでということですので、まだまだ思ったほど交通量は多くないかもわかりませんが、台数がふえたのは事実だろうと思います。 そこで、ちょっと一番気になっておりますのは、あの道路の北側、弁天団地があるところですが、あそこから左、いわゆる古賀方面に出るのは左曲がりですから、割と自由に出られると思いますが、右、市内のほうに入るところが、2車線を通り越して、中央分離帯を通り越して右に上がっていかなきゃならないという形になっています。非常に住民の方々から、今のところは何とかすき間を見つけて出られるけれども、これが将来開通をしたならば相当の交通量になるんではないか。そうすると、信号もない、ただ出口だけしかないというところですから、右折をする場合が非常に危険だということで言われておりますが、この点については、恐らく信号機を設置することについては以前も幾つか指摘があっておりましたが、4年、5年かかる。そして、公安委員会が認めないとなかなかつけられないというようなことですから、早目の対策として、弁天町から右折をする出方については、やっぱりどこかに──3カ所あります、弁天町の出口は。その1つの真ん中のところにでも信号を設置して、通行に支障なく出られるような形の対策は必要だというふうに思うんですが、どのようにお考えになっておりますでしょうか、お伺いいたします。 次に、これは企画費になりますか。余り聞かないでくださいというアドバイスもあったんですが、戸栗美術館。もうなかなか話が進まなくなって、ある程度年数がたってきておりますですが、この話は新年度どういう形で進もうと、取り組もうというふうにお考えになっておりますのか、経過と取り組みの目標に向かってどういうふうに考えておられるのかお伺いをいたしたいと思います。 次に、99ページの一番下、庁舎管理事業ですが、御承知のように、庁舎も大変古くなりまして、あそこの職員用の階段なんかはガムテープ張って危険防止をされているというような状況ですし、議会のほうの床も修繕してもしても、またはげてきてずるずるするというような状況があります。一体どれくらい予算を考えておられるのかなというふうに見てみましたら、庁舎関係の、これは窓改修になっていますが、ほかにないんですよね。これが原材料費と合わせて80万円ぐらいしか予算を組んでいないんですが、あれだけ古くなってずるずる滑って転んでみたいな形の危険があるようなところは、これで改修が可能なんでしょうかね。もっと予算をきちっとつけておかないと、けがしてからでは遅いんではないかという感じもしますが、どのようにお考えになっておりますでしょうか。 あとはちょっと市長に聞きたいと思いますが、もう庁舎も大層古くなりましたよね。冷暖房にしても大変不便な形での運用しかできない。今言いましたように、庁舎内も相当傷んできておる。そういう中で、新しい庁舎の構想なんていうのは全く考えられないのでしょうか。私は相当数たってきておりますので、財政難ですから、ちょっとそこまで及びませんと言われればもうそれまでの話ですが、例えば、3年先、5年先ぐらいは何とかしたいというようなお気持ちがあられるのかどうか、この新しい庁舎建設についてはどのようにお考えになっておりますでしょうか、お伺いをいたします。 以上です。
○議長(内山泰宏) 政策経営部長。
◎政策経営部長(山本洋一郎) まず、次代を創る研修事業について、このような経済状況の中で海外派遣研修よりも国内研修のほうで成果が上がるんではないかという御意見でございます。 庁内で実は検討委員会を設けて、今回、次代を創る研修事業について今後どういう方向でいこうかということで検討をしたところであります。そういう中で、今年度からの当面の取り組みとしては、海外研修と国内研修と交互に取り組んでいくという方向で一応方向性を定めております。まず、海外研修の成果を見ながら、また次年度は国内研修で、これは国内研修は団体研修ではございませんので、いろんな分野の方々を電源の研修とかいろんな研修事業で、観光だとか商工関係だとか農業とかいろんな分野での研修がございますので、そういった分野に民間の方は派遣するというような国内研修を今まで取り組んでおります。そういう研修と交互で取り組んでいくということで、一応そういう方針で今後取り組んでまいります。 それと、私のほうでの2点目の戸栗美術館の状況でございます。 戸栗美術館については、議会のほうで説明をさせていただいたのが22年3月、これは占野議員の一般質問であったかと思いますけれども、どういう状況かというところで、美術館側と背後地の防災工事の関係で、一応市に求められている対応について、現状でなかなか対応ができないということで話が進んでいないということで御説明をしていたところであります。 現状でございますけれども、美術館側からは美術館建設の前提として、背後地の地すべりの危険性に対して、まず本市のほうで防災工事を実施していただければというような話があっておりますけれども、伊万里市としては、覚書に沿って、まず美術館のほうで造成工事をしていただいて、その中で防災工事の必要性が出れば市で対応していくというような方針で申し入れを行っているところであります。今、その状況でなかなか話が進展していないというのが現状でございます。 それと、私のほうの3点目で、99ページの庁舎管理事業でございます。 今、占野議員からお話がありましたように、庁舎改修に関する予算としては、15節の工事請負費、それと原材料費を計上しているところであります。御指摘のように、庁舎の中でタイルが浮いてはがれているというような状況がございまして、それを随時はがれているところから修繕をするというような状況で対応しているところでありますけれども、その対応の費用として、原材料費で庁舎保守管理用資材という中にタイル等の資材費用を入れて、職員のほうでタイルの張りかえ等をやっているという状況でございます。非常に危険なところがございましたら、私どもの把握がなかなかできていないというのもあるかと思いますが、できるだけ庁舎を回って、そういうような危険箇所については適宜対応していくということでやっていきますし、大規模な改修が必要であれば、そういうような中で予算化をして対応していきたいというふうには考えております。
○議長(内山泰宏) 総務部長。
◎総務部長(前田隆博) 御質問にお答えいたします。 まず、119ページの、これは2番目の全
庁ネットワーク整備事業の中の委託料と使用料及び賃借料の件かと思っております。それについてお答えいたします。 まず、情報システムの管理業務関係につきましては、これにつきましては業者のほうと随意契約をやっております。これはどうしても導入業者の関係でこの業者しかできませんので、そういうことでやっております。それから、IP電話関係につきましては、長期継続ということで、7年の長期継続をやっております。どうしても通信関係の条件関係で、今のところNTTさんにお願いしております。それから、財務会計につきましても、長期継続で5年ということでお願いしております。ただ、この財務会計につきましては、当初、一番初めについては公募で募集しまして、その中で業者を決定いたしております。ただ、パソコン関係のリースにつきましては、各リース会社、件数まで覚えておりませんけれども、入札方式でこれはやっております。 次に、交差点関係の件でございますけれども、ちょっと御確認をさせていただきますけれども、脇田のほうから上って大坪バイパスに行く4車線の道路が今ございますけれども、弁天の一番上に信号機のある交差点がありますけど、その手前の4差路の栄町との交差点ということでよろしゅうございますかね。信号機のない交差点ということですけど。(「交差点……」と呼ぶ者あり)交差点じゃないですか。場所をちょっと特定させていただきたいんですけど。(「ここで言うてよかと。一通り聞いた上で」と呼ぶ者あり) 一応議員の御質問の関係で担当課のほうにちょっと確認しましたけど、恐らく私どもに地元から要望として上がっている項目だろうと思います。地元の交対協からですね。その件につきましては、警察のほうに要望予定ということで、私どもと同じ場所でしたら、そういうことで今新規設置に向けて要望をしておるところでございます。 以上でございます。(「要望予定と要望とは違うけんね。残りは再質問します」と呼ぶ者あり)
○議長(内山泰宏) 市長。
◎市長(塚部芳和) この庁舎の建てかえについての考えをお尋ねでございます。 この庁舎につきましては、昭和48年にこの地に建設をされて、40年ぐらい、非常に長い期間たっております。しかし、見た目には非常に伊万里市役所は大変きれいだとか、そういう評判もあり、そしてまた場所的にも水害等にも問題ない、あるいは裏山にがけ崩れ等があるような場所ではないし、そういう点では今のところ問題はないんですけど、やはり老朽化している中で、内部については先ほどの御指摘のとおり、いろんな修繕する必要のある場所、特に空調が非常にきかない状況であります。 そういう中で、新しく庁舎を建てかえる考えがないかということでございますけれども、伊万里市内、御存じのように、学校あたりもかなり老朽化して建てかえないかんところもたくさんございまして、現段階で私はこの庁舎の建てかえについては全く考えていないというのが正直なところでございます。
○議長(内山泰宏) 21番占野議員。
◆21番(占野秀男) そしたら、まず今のお話ですが、庁舎の建設ですが、考えていない。確かにいろんな事業が伊万里は山積していますので、なかなか市庁舎を改築するというとは言い出しにくいあれでもあろうかと思いますが、やっぱり新しくするということは、逆に言うと、また利用者も大変便利になるという感じがするんですよね。きょう確定申告で大変お忙しいということで、どういう状況だろうかなということでちょっと見て回りましたら、福祉の受付のところに記載台がございます。それが市民相談室との合い中のほうに向かって机を置いて、その後ろにいすがあってという形になっていました。ちょっと入りましたら、そこがえらい暗いんですよね。壁際に向かっていますから。庁舎の窓際じゃなく。 だから、そういうのもあるし、それがもし解消されればスペースも結構広くとっていただければ、お年寄りの方でも明るいところで安心していろんな相談ができるということにもなると思いますから、これは今すぐということではないにしても、将来はやっぱり何とかするという検討をする時期に来ているんではないかなというふうに思いますので、ぜひ検討はしてみてください。財源がもちろん要りますから、すぐにということにはならないと思いますが、これは要望として申し上げておきたいと思います。 それから、修繕はもしあれば補正でも組むということというふうに理解していいでしょうかね。一体80万円でどこをどういうふうにされるつもりなのかなというのもちょっと根拠もはっきりしないし、これを読んでおりましたら窓というふうに書いておりますから、窓の修繕をするのに70万円ばかり要るという形になっていますが、床とかなんとかというのは全くこれは入っていませんけれども、危険なところがあればということですが、議会の控室もひっくるめて危険がいっぱいです。特に、雨の日なんかは滑る。タイルの上を滑るだけじゃなくて、タイルそのものも一緒に滑るものですから、ちょっと危険だなという感じが私はしておりました。私はまだ若いから反応力がありますからいいですが、やっぱり67歳以上ぐらいになりますと反応力が鈍りますので、危険かなという感じがいたしておりますので、一回ぜひチェックをしてもらって、言うてくださいといえば、もう全部が危ないということで言うておきたいと思います。それで、今言いましたから、計画をしていただけるというふうに理解していいものかどうかお伺いします。 それから、戸栗美術館については、なかなか言いにくいし、聞きにくい部分があるんですが、実は黒澤を断念しましたよね。その断念をした経過については、ある議員から言われて、しっかりその経過、総括についても文書化をされて出されていると思いますが、その二の舞にならんようにするためには黒澤明記念館のやり損ないをやっぱり──やり損ないといっても、あれは向こうが悪かったですけどね、こっちがやり損なったわけじゃないけれども、やっぱりそういうことにならないようにするためにはどうすればいいのかというのは一つの事例としてありますので、それも踏まえてやっていただきたい。 実はこの前、商工会館で研修がありまして、ある詳しい方がおいでになって、伊万里のまちづくりについてお話があったんですが、そのときに一番やっぱり言われたのは大川内山の焼き物でした。これは世界に通用するという言い方をされていました。そういうところに、さらに鍋島の収集では日本一、世界一と言ってもいいだろうと思いますが、戸栗さんが建てられれば、それはそれなりにまた大変有意義な集客能力もふえる施設になるんではないかなというふうに思いますので、今度は失敗しないように、しっかり腰を据えて取り組んでいただきたいということを申し上げておきたいと思います。 それから、大坪バイパスが完成をした後の交通安全、信号の問題ですが、弁天町からの出口です。栄町じゃなくて。弁天町からの出口は、先ほど言いましたように一番北側の信号が設置、大坪小学校線の突き当たりのところに信号が設置されていますが、永山に上っていくところに。あそこからは弁天町は出入りできないんですよ。もうちょっと手前、西側のほうからしか出入りができない。ですから、あれは何であそこにつくったのかよくわかりませんが、もしつくるとすれば、そちら周りに迂回道路をつくるとかちょっと考えていただかないと、大変変則な格好。五、六十メートル離れていると思います、入り口と信号と。それからずっとおりていった真ん中辺にもう1つあります。それからもっとずっとおりていって、一番端っこのところにもう1つあります。これが脇田の四つ角からすると、これも五、六十メートルですかね、ところに出口があります。 ですから、東に向かって出る分は左折ですから、どんどん出られるんですが、右折の場合は大変危険を伴うということで、お年寄りも多いですからね、やっぱり4車線を渡るのは相当の勇気が要るそうですね、お年寄りに言わせると。そして、信号もないから車はちょうど坂になって、びゅんびゅん飛ばしてくるというようなこともあって、やっぱり真ん中辺に信号をつくらないと、いずれ大きな事故が起きるんではないかなという心配もしておりますので、現地を確認していただいて、もうこれ以上は言いませんので、何とか早目に設置をしていただけるような取り組みをお願いしたいというふうに思います。 契約方法はわかりました。 それから、研修の話もわかりました。ただ、市民感情として、やっぱり私が言われましたのは、伊万里市は財政が厳しくて、節約せろ、節約せろということで事業にも影響が出てきとろうもん。そういう中で、やっぱり海外研修をしなきゃいかんのか、海外研修でなければいかんのかというちょっと素朴な御質問だと思いますが、あったものですから、やっぱり市民の方が研修は必要だというのは恐らくわかっておられると思いますが、時期が時期だけに、もう少し景気がよくなって、1億円の利息が今0.0何%と思いますが、0.8%ぐらいになったら利益もまた出てくると思いますので、そういう時代になったら、また海外研修というのも大いにやっていただいて結構だと思いますが、時期が時期だけに、ちょっとそういう声がありましたので、これはやはり率直に受けとめて考えていかないかん課題ではないかなというふうに思います。国内と海外と交代交代でやっていくということでございますので、国内のときには言いませんが、また海外が出てきたときに言いたいと思いますので、ようと納得できる説明ができるように研修をしておっていただきたいと思います。 以上です。終わります。
○議長(内山泰宏) いいですか。回答要りますか、回答は。答弁要りますか。(「答弁は要らない」と呼ぶ者あり) ほかに。23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 概要書の9ページです。所管事項なんですが、市長にお尋ねしなければいけませんので、あえてここでお尋ねしたいと思います。 概要の9ページの一番上、市長と語ろう夢・未来塾開催事業が完了ということで、説明欄には所期の目的を達成したためというふうに書いてあります。私はこの説明が非常に腑に落ちないのですが、今、首長だけではなく、議会も市民のところへ出向いていって、いろんな意見交換をするということが全国的に広く行われている中で、こういうようなことを完了するという今回の予算になっています。予算をかけなくてもできることというのも多分あるというふうには思うんですけれども、それでは今後何か別の考えていらっしゃることがあるのかどうか、そこをお尋ねしておきたいと思います。
○議長(内山泰宏) 市長。
◎市長(塚部芳和) これは事業というよりも、市長と語ろう夢・未来塾、あるいはまた以前私がしておりましたさわやか伊万里タウンミーティング、この種のものであると思っております。一応こういう事業をするときに、こういう対話をするときにケーブルテレビあたりが入りまして、いろいろな人からなかなか思い切って意見を言いにくいだとか制約があるだとか、そういう参加された方の声がありまして、そういうことから余りいわゆる公開みたいな形でするのも長所、短所あるなということあたりがあったわけでございます。 そういうことで、私ももう1つは、だれでもがそういう公開じゃなくしてでも参加できるようなよか村座談会、こういうふうなことをさせていただいております。よか村座談会というのは、特に市の端々の集落あたりに出向きまして、こういうふうなところまで市長あたりが来るのかと言われるようなところまで出向きまして、自由な意見を聞こうというよか村座談会、こういうふうなことは適宜させていただいております。 正面切ってこういうタウンミーティング、あるいはまた、ここに書いてありますように夢・未来塾開催とか、こういうふうなことはちょっと横に置いて、一たん中止をして、やめて、そして自由な意見を私自身と語り合う、それは私自身の希望でもって適宜開催を私はしていきたい。そしてまた、今非常に私に対して各地からの要望が多いのが市長講話、出前講座をしてほしいというふうなこともございますので、そういうふうなものに対して私自身が対応をさせていただいていこうということでございまして、直接市民と語る会を私が全くやめたということではないというふうに御理解を賜りたいと思っております。
○議長(内山泰宏) ほかには。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 では、第2款の総務費まで質疑の終結をいたします。 ここで休憩をいたします。 (午前10時55分 休憩) (午前11時5分 再開)
○議長(内山泰宏) 会議を再開いたします。 引き続き議案に対する質疑を行います。 第3款.民生費、第4款.衛生費について、140ページから199ページまで。3番香月議員。
◆3番(香月孝夫) 189ページの13節.委託料、自動車騒音常時監視事業についてですけれども、これは県のほうから移管されておりますけれども、実施の期間、調査の箇所ですね、あわせて調査評価後の対応についてお尋ねしたいと思います。それが1点。 もう1点、197ページ、14節.使用料及び賃借料、これは不法投棄対策事業でございますけれども、こちらにつきましても設置箇所や台数、継続期間、また不法投棄が発見された場合の対処についてお尋ねしたいと思います。 以上、2点お願いします。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) 自動車騒音等調査・評価業務委託についてですけれども、先ほどおっしゃいましたように、県からの移管事業でございまして、まず実施の期間と申しますのは、実際やるのは24時間、1年間のうちで1日だけでございます。そして、期間的に考えていきますと、ずっと法がある限り継続してやっていきたいというような考え方を持っております。 それから、調査箇所でございますが、24年度は2カ所で、一応国道の202号線とか204号線の中の範囲で考えていきたいというふうに考えています。それから、ほかの路線もございますので、各年ごとにずっと変えていくというような方法を考えております。 それから、評価調査後の対応でございますけれども、これにつきましては、環境基準と比較をいたしまして、その結果が、例えば、上回っておったりした場合につきましては、道路管理者のほうに連絡をして対応をお願いしていくというふうなことになると思います。 それからもう1つ、不法投棄の箇所ですけれども、これは監視カメラを2台リースする予定にしております。設置をする場所につきましては、私どもが持っております不法投棄箇所がかなりの数ございますものですから、後で検討をさせていただくということで考えております。 それから、この財源そのものが県の不法投棄対策補助金を利用して行うものでございますものですから、これは財源としては県の産廃税がもとになっております。ですから、1年単年ごとの更新というようなことで考えておりまして、県の補助金がつく間は続けてやっていきたいというような考え方でおります。
○議長(内山泰宏) ほかに。13番松尾雅宏議員。
◆13番(松尾雅宏) 199ページです。ごみ処理広域化推進事業についてお尋ねをいたします。 さきの全員協議会で説明がありましたけれども、31億7,000万円のうちの伊万里市負担が22%ということで、約7億円の負担というふうに説明を受けました。24年度の計画について説明をいただきたいと思います。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) 概要書のほうにはプラントメーカーの選定とか、それから取りつけ道路工事とか敷地造成工事等を行うというふうなことを書いておりますけれども、具体的に申し上げたほうがよろしいかと思いますので、概略申し上げます。 まず、委託料関係でいきますと、ごみ処理施設の建設事業、設計の施工管理業務とか、それから道路工事等に係る用地測量業務委託、それから文化財調査の業務委託等が委託料で含まれております。 それから、工事の関係でございます。工事関係が全体事業費が24年度から26年度の工事関係で約7億円ほど、それから敷地の造成で11億2,000万円ほど、これも2年継続分でございます。それから、取りつけ道路で約6億円程度というふうなことで考えております。 それから、あと公有財産購入費といたしまして約3億円ほど、それから補償補てん関係で立木補償等ですけれども、約8,000万円程度の予定をしておるところでございます。
○議長(内山泰宏) 13番松尾雅宏議員。
◆13番(松尾雅宏) はい、わかりました。せんだって一般質問の折にも申し上げておりましたように、我が伊万里市にこういう施設をつくる以上、伊万里市につくるメリットとして、そういう伊万里市にある業者の方々の優先権をというふうな旨をお伝えいたしました。当然公平な競争入札でしょうから、思うがままにはいかないとは思うんですけれども、努めて今後の委員会の折には地元業者ということをすべからくおつなぎをしていただきたいと要望を申し上げて、終わります。
○議長(内山泰宏) ほかには。21番占野議員。
◆21番(占野秀男) まず153ページ、中ほどの3番目のシルバー人材センター支援事業ということで書かれております。これは市長の演告のときにも高齢者、それからシルバー人材センターへの支援を行いますということでお話があっておりましたが、実は今年度の予算が850万円になっております。昨年は幾らだったかなと思って調べてみましたら1,147万5千円、その前の年が1,235万円補助をされております。市長もちゃんと生きがい対策づくりをやっていくというふうに言いながら、実態としては予算をがっぽり減らしている。言うこととすることが違うじゃないかという感じがしますけれども、こんなに極端に減らした理由は一体何だったのか。こんなに減らして、あとシルバー人材センターが働きたい、生きがいを持ってやりたいという方々に対するあっせん、仕事の世話ができるものかどうか、大変不安に感じております。 ここら辺は全体としてどういうふうに受けとめられて、こういう形になったのかお伺いをいたします。 次に、169ページの児童措置費、この中に私立保育園支援事業ということで12億円の予算を組んでおられます。私立保育園の運営に12億円、金を市からも出すと。これはもちろん国からも来ますけれども、出すということですが、実は滞納をされている方が公立保育園よりも私立保育園が多いという話をよく耳にします。地域の私立保育園の園長さんは地域ともなじみがございましょうから、なかなか余り厳しく取り立てもできないという配慮もあるかと思いますが、やはり財源を確保していく上では滞納については、きちんと納めている方もいらっしゃるわけですから、市民の気持ちに差があってはならないと思いますので、これは取り組んでいかなきゃいけない課題だと思います。 これは今までも恐らく言われてきたんじゃないかなというふうに思いますが、この私立保育園にお金をやっている以上は、やっぱりきちっと決められた額は納めていただくようなことを徹底することが大事だと思いますが、その辺の取り組みはきちっとされて、年々向上しているものかどうか、自信を持って向上しているというふうにお答えしていただくように御質問をいたします。 その上のほうに、病後児保育事業が450万円上がっております。これも設置をされるときに私は質問したかと思いますが、職員さんと看護師さんを2人配置して受け付けるということになっていますけれども、一体何人ぐらいの方がお見えになっているんですかというふうにお伺いをしましたところ、1年間で4人だったというお話を聞きました。これは緊急ですから、いつどういう形でおいでになるかどうかわかりませんので、余り極端にやめていっちょけというわけにもいかない事業だと思いますが、想定をされている人員は、大体年間20人ぐらいはおいでになるだろうと、そのためにはやっぱり看護師さんと職員さんを置いとかにゃいかんだろうということで、この450万円という予算がなされているというふうに思いますが、23年度の実態として大体何人ぐらいの方がここを利用されておられますのか。それから、この額についても、最低やっぱりこれだけは必要だという根拠を示していただきたいと思います。 次に、177ページに生活保護費が上がっております。これも一般の市民の方からは大変厳しい御指摘もあっておりますので、市のほうもいろいろ工夫をされ、苦慮をされながら運営をされて、本当に困っている人たちにいろんな施策をやられているだろうというふうに思います。 ちょっと以前のことを調べておりましたら、平成21年度に生活保護の実態調査というのを実施するということで予算が組まれて行われた経緯がございますが、その実態調査をやられた結果、それがどういうふうに今日の生活保護行政の中に生かされておりますのか。また、生かさなきゃせっかく調査した意味もないわけでございますが、その点はどういうふうに生かされておりますのか。 ちょっと数字を見ておりましたら、やっぱり相当ふえていますですね。私はとりあえず平成20年度からずっと額を全部調べてまいりましたけれども、年々増加の一途をたどっておりますけれども、こういうことになるならば、実態調査をしたことが生かされているのかなというクエスチョンマークがつくわけでございますから、ここら辺はどういうふうに──情勢的に大変不況の中で厳しい折というのは理解をできますけれども、どういう対策をとられようとしておるのかお伺いいたします。 次に、183ページに休日・夜間急患医療センター、それから在宅当番医制、それから病院群輪番制の病院がいろいろお願いをするということで合計2,000万円、1,800万円ぐらい予算が組まれていますが、実はきのうCATVを見ておったら、緊急専門のお医者さんを配置したというのが井上院長のほうからあっておりました。緊急というのは、いわゆる救急車で駆けつけられた患者さんをすぐ見ていただいて適切なアドバイスをされて処置をされる担当の専門のお医者さんだそうでございます。そういう方が共立病院に配置をされたら、こういう幾つかのものは必要なのかなという、これは素人の疑問ですが、出てまいります。以前聞いたところでは、例えば、当番医制度でも、内科の先生が当番になったときに外科のことで来られても結局そこでは対応できないわけですから、外科のお医者さんのところに連絡をとって、そっちに行ってもらう式になるだろうということで説明がありました。そういうことを考えますと、せっかく共立病院に優秀な専門のお医者さんを配置されたならば、そこで対応できないものかなというのをちょっと感じたものですから、その点についてはどのようにお考えになっておりますのかお伺いいたします。 次にもう1つ、195ページの一番下のほうに終末水路清掃事業というのが上がっておりますが、終末水路というのは、この3カ所ではなくて、あっちこっちあるんじゃないかなというふうに思ったんですが、この3つだけが予算を組まれて対応されているという理由は何なのか。よそにはこういう取り組みをしなきゃならない場所はないのか。それから、終末水路というのは大体何本ぐらいあって、そういうところからは要望は出ていないのか、そういうことについてどういうふうに受けとめておられるのかお伺いいたします。 以上です。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) ちょっと順番が逆転するかもしれませんが、終わりのほうから順に説明をさせていただきたいと思います。 先ほどおっしゃいました終末水路の関係ですけれども、八谷搦、白野地区、立目地区につきましては、いわゆる欲しくない施設をお願いしている経緯がございます。八谷搦でいきますと衛生センター、それから白野地区につきましては火葬場、それから立目地区につきましては環境センターというふうな形で、地元の方に事業をお願いしております。そういうような形で、自分たちのところは自分たちでするからというようなことで要請等もございましたもんですから、その3カ所に絞って委託料をさせていただいておるというような状況でございます。 それから……(「ほかにはなかったと」と呼ぶ者あり) ほかの本数につきましては、あるかと存じますけれども、一応通常的には皆さんたちによって大掃除の日とか、春、秋ございますものですから、その中で清掃をしていただいていると。それから、汚泥なんかを出していただいた場合は市のほうで回収をしておりますものですから、特に町なかなんかでは春と秋の大清掃のときは汚泥を袋に出していただいて、その分を回収するのは市のほうでやっていると。そして、それを環境センターに持っていく状況がございます。 それから、休日・夜間急患、それから在宅当番医と病院群輪番制の部分について御質問でございますけれども、この分につきましては、確かに私も昨日、救急専門の先生がいらっしゃったということを見ましたけれども、きのうのお話の中で、第2次病院として共立病院は仕事をしていくというようなお話がございました。私どもがお願いしておりますのは、第2次、余りひどくならないうちにしていくというようなことで休日・夜間とか、それから在宅当番医については休みの日に、それから病院群輪番制も休みの日にというふうな形で、それぞれ在宅当番医は耳鼻科と眼科、それから病院群輪番制については大きな病院のほうで一時的な治療に当たっていただくというふうな考え方のもとにお願いをしている状況でございます。ですから、1次病院の場合と2次病院の場合でちょっと違ってくるということから、その3つの事業についてはお願いしている状況でございます。 生活保護の件でございますけれども、生活保護の件で実態調査が21年度に行われたというふうなお話がございましたけれども、私もその実態については存じておりませんが、基本的にこれは厚生労働省のほうが調べて、そして、それを対策として生かすというふうなことで調査事業が入っていたというふうに理解をしております。それを厚労省のほうで対策としてどういうふうな対策が必要なのかということの分析をされて、それが結果的に、言っちゃいかんですけれども、生活保護受給者が全国で208万人を超えたというふうなお話が出ていますけれども、やっぱりどうしても救わなければならない命とか、それから家族的なものは最低限の生活として救わなければならないという観点から、どこに力を入れればいいのかという考え方のもとに実態調査をされたと思います。それがそれぞれの通達の中で来ておりますものですから、きょうも私、生活保護の部分に決裁をしてまいったんですけれども、新規の分がなかなかこっちのほうとしてもふえている状況にございます。 そういうことで、やっぱり光の届かないところに光を当てていくというために実態調査されたというふうに理解しておりますので、通達をきちんと守りながら私どもとしても必要なところについては生活保護はしていくというような考え方でおります。 それから、病後児保育の件でございます。 一応先ほど議員おっしゃいましたように、看護師さんと保育士さんにお願いをしておりまして、23年度の実績として私どもが手に持っております分は一応20人というふうなことを聞いております。今のところ累計でですね。登録の数はもう少し多うございまして、延べでかなり多い数が出ておりますが、ちょっと宙に覚えておりませんけれども、今の実績は20人ということを聞いております。 それから、私立の保育園の関係でございます。 私立の保育園につきましては、措置費そのものがないものですから、うちのほうからは措置費として国費を交えて交付しておりますけれども、基本的に保育料の部分につきましては、ことしからでございますけれども、子ども手当のほうから強制的に取っていいよというようなこともございまして、昨年かおととしぐらいまでは90%前後であったところが九十数%まで上ってきております。ですから、子ども手当で強制的にできるとか、それから給食費についても本人の申し出があれば取ってよろしいというようなこともございまして、ことしの成果としては、そこそこの成果、九十数%の率で全体的な保育料としては上がっているというふうにつかんでおります。 それから、シルバー人材センターでございますけれども、ここにつきましては、国の高齢者の補助金制度がございまして、その補助金制度につきましては、高齢者就業機会確保事業費補助金というようなことでございますけれども、基本的に私どもで補助をしておりますのは、例えば、平成23年度の数字でいきますと、国が850万円になっております。そのときに伊万里市としては1,147万5千円補助をしております。もう1つ前の年でいきますと、22年度は国が1,147万5千円、つまり1年後の伊万里市の分と同じでございました。その場合には伊万里市としては1,235万円の補助をしておりまして、国の補助金に合わせて私どもも1年おくれて補助金額をさせていただくというようなことで対応をしております。 それと、そのほかに、うちの市の契約の中でシルバー人材センターとの契約につきましては、地方自治法施行令の規則によりまして、随意契約でいいよというような制度がございますものですから、それにつきましては、今のところ総額で約4,000万円ほどの契約をしていただいております。それは環境センターとかいろんなところで活動していただいて頑張っていただいておりますので、あとは自助でも頑張っていただきたいというような気持ちを持っているところでございます。
○議長(内山泰宏) 21番占野議員。
◆21番(占野秀男) 順序が逆になりますが、最後のほうから。 シルバー人材センターは申し込みが案外多くて、仕事量を確保するのもなかなか厳しい。剪定とか清掃とかというのは割と希望者といいますか、仕事の依頼があるんですが、それ以外がほとんどないと、なかなかないということで、以前は1週間のうち2回とか3回とか仕事があったけれども、今は1週間に1回しかないというような状況も側面にはあるんですよね。ですから、国が減らしたから市も減らすとなると、もう立場はなかですたいね。福祉を向上させようと思ったら、国が減らしたら、その分は市が上乗せしてやって、市民がいつでも健康であるならば仕事につけると、また生きがい対策で仕事をされるという状況をつくってやるのが地方自治体の責任じゃないかなというふうに私は思うんですが、それを国が減らしたからうちも減らしますでやったら事業というのはだんだん縮小されていって倒産するんじゃないですか。そうすると、せっかくお年寄りの働く生きがいの場があったのが、どんどん減らされていって、もうとてもじゃなか、世話人も置いておけないみたいな形になってくるんじゃないか。 だから、厳しい状況の中で減らされていくというのは一定程度これはやむを得ない。例えば、1割ぐらい減らされてもやむを得ないかもわかりませんが、1,100万円が850万円というぎなと、約300万円ぐらい一遍たくり減るわけですよね。そうすると、これはやっぱり事業──あそこはシルバー人材センターというところで、事業ということではないとは思いますが、事業をやっていく上で、とてもじゃない、やっていけなくなるんじゃないですか。だから、減らすにしても、ある程度限度というものを持ちながらやっぱり減らしていかないと、こんな極端な減らし方を、せめて国なりとももとのまま残っておればいいけれども、国も400万円減らす、市も400万円減らす、合わせれば800万円も減るというようなことでは、働く側の皆さん、一応元気なうちは生きがいを持って働いてくださいといっても、世話するのができないごとなってしまうんじゃないかなというふうに思いますが、これはちょっと考え直していただかんと、何かお年寄りだけが敬老祝金もひっくるめて差別されて、冷たい仕打ちをずっとされている。塚部市政はそうなのかというふうに市長にはね返ってくるんじゃないかなと思いますが、ここら辺はやっぱり、もっと減らすにしても慎重な減らし方というのを考えていかないとね、国が減らしたからうちも減らす式じゃ地方自治体の存在価値はないですよ。そうでしょう。うちはうちで、やっぱりある程度工夫をして考えてやっていくのが筋じゃないかなというふうに思いますが、もう一遍そこら辺、国が減らしたらうちも減らします、あとは皆さんで何とかやってくんさいで済むのかどうかね。そういう考え方でいいのかどうか、私はちょっと疑問に感じます。 それから、病後児保育については、もう20人ということで実績が出ておりますので、これはある程度利用をされているかなというふうに思いますので、わかりました。 それから、私立保育園の取り立てについても、いろいろ工夫をされて徴収に努力をしていくということでございますので、了解をいたしました。 それから、生活保護も、これは厚生労働省が調査したというふうにおっしゃいますが、実態は伊万里市の職員がされたんじゃないんですか。職員とか臨時で雇われて調査をされたんじゃないですか。恐らくこれはプライバシーとの関係もあるから、余り一般の方が調べられたというのはよくわからないんですが、ここら辺は社会状況上、やむを得ない部分もあると思います。仕事がない、生活はしていかにゃいかんということですから、ふえていくのは社会的にやむを得ない部分もいっぱいあるかと思いますがね、だからといって、それに甘えて、しょんなか、しょんなかでしていきよったら、とんでもないことになってこないとも限りませんので、困っている方にはちゃんと手だてをしていただくというのが原則ですけれども、ちょっと考えていただきたいなというふうに思う部分がございます。これは答弁いいです。わかりました。 次のお医者さんの休日・夜間急患医療とかなんとかですね。これはちょっと専門医の方が配置をされたというだけですから、まだ実態としてどういうふうに動いていくかわかりませんので、ことしはこの一年、ちょっと模様を見させていただいて、また新年度でどうなるかということで、もし変化があればお伺いをしたいというふうに思います。これは一応了解をいたしました。 あと、最後もわかりました。終末処理のところも理解をいたしました。 以上です。ありがとうございました。あと、ちょっと追加分だけ。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) 確かに議員おっしゃるように、一度に国も減らされた、県も減らされたということになっちゃいかんということもございまして、市としての補助金を1年間ずらして減らさせていただいていると。その算定の方法としては、国が基準を決めて算定をしているようでございます。 例えば、国の算定の考え方ですけれども、シルバー人材センターの会員数とか就業延べ人数とかに基づいてA、B、Cランクをつけてあるそうです。伊万里の場合はBランクになるということで、その事業費の限度額がまず710万円と。その金額もずっと国においては減らされているそうです。それとあとは、いろんな事業をやっていただいた部分の交付額として140万円程度が見られて、合わせて850万円になっているというふうなことが1点と、それから県内の各市町が補助金を出しておりますけれども、その年に減額をされている市がかなりございます。うちの場合、1年おくれでございますけれども、その年に減らされている部分がまずかなりありますし、国の補助金額に基づいて補助金額を定めているのは、県内9市町のうちの6市町はその年にしたりとか1年おくれてしたりというような形で補助金を減らされている状況でございます。それと、佐賀市と唐津市につきましては、合併当時の約束とかで一応金額的にはそのまま変わっていないというふうな状況が見られております。 ですから、確かに補助金が減らされれば大変だというふうには思いますけれども、いろんな市の事業の中でも協力をしていける部分はどんどん協力をしていこうというふうな考え方でおりますものですから、なかなかいろんな事業が少ないということはわかりますけれども、皆さん頑張っていただいてやってくださいとお願いをするしかございませんので、どうぞ御理解をよろしくお願いいたします。
○議長(内山泰宏) 21番占野議員。
◆21番(占野秀男) 大体趣旨はわかりました。ただ、この間、ずっと市長は住みたいまち、行きたいまちという取り組みをされたり、やっぱり福祉を取り組んでこられたと思うんです。そういう中で、この減らし方はやっぱり異常だという感じが非常に強いですよね。だから、もうちょっと工夫をして、減らすにしてもやり方があったんじゃないかというのが私の気持ちです。しかし、これはあくまで私の気持ちで、市は市で恐らく検討をされた結果としてこういう数字が出てきておると思いますが、これはちょっと私に言わせると、地方自治体としての役割を考えたら、もうちょっと考えてもよかったんじゃないかなという気持ちがしますけれども、いろいろ取り組みについての助成は今後もしていくということでございますから、一応了解をしておきます。 以上で終わります。
○議長(内山泰宏) ほかには。11番山口議員。
◆11番(山口恭寿) 1点だけお伺いしたいと思います。 165ページの子どもの医療費助成事業です。1億1,000万円ほど上げられております。それで、一緒に概要書の49ページをごらんになっていただきたいんですけれども、これは私、12月議会の一般質問でちょっとさせていただいたんですけれども、3歳以上就学前、県のほうで医療費に関しては4分の1、市が4分の3、入院費に関しては市が全額、それが今度の制度改正のほうで県のほうで通院に関しては半分持っていただけると。入院に関しても、これも今まで市が全部出していたのが県のほうで半分出していただけるということで、他市ではここの部分に関しては市の持ち出しは少なくなるというふうに算出しているところが多かったのに対して、伊万里市は予算増のほうを見ていらっしゃったと思います。 そこで、ちょっと他市に倣ってもう一度算出のほうをし直してみてはいかがですかというような提案をさせていただいた数字が今回のこの1億1,000万円なのかというのをお聞きしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) 確かに一般質問でお話しいただいたときに、400万円程度の増額というようなお話をしたかと思います。基本的にはそのときに算定した数字をもとにしてやっておりますけれども、このやり方といたしましては、県なんかがよくやっております国保で利用された方の部分をもとにして推計をしております。実際私どもでわかる部分については国保ぐらいしかございませんものですから、その推計でした結果が一応400万円程度出たというようなことで、おっしゃった別の方法については検討をしておりません。
○議長(内山泰宏) 11番山口議員。
◆11番(山口恭寿) わかりました。1年後、様子を見て、他市の状況、他市のような計算方法であれば、ひょっとしたら今度は、きのう盛議員もおっしゃっていた小学校6年生までの医療補助まで持っていけるんではないかということを期待しながら様子のほうを見させていただきたいというふうに思います。 以上です。
○議長(内山泰宏) ほかに。23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 民生費で2点、衛生費で2点御質問申し上げたいと思います。 概要のほうでいきますが、まず18ページの3番目、留守家庭児童クラブ管理運営事業についてお尋ねいたします。 伊万里市では、学校長を初め、先生方の理解と、それから指導員の本当に頭の下がるような熱意のもと、留守家庭児童クラブが今開設されているところであります。今回、昨年度の予算と比較いたしますと、わずかながらではありますが、減っている状況にあります。この理由について、まず御説明をいただきたいというのが1点目。 それから2点目は、同じく概要書19ページの一番上、延長保育促進事業です。 これは議案説明会の折におっしゃいましたように、補助金額が1園当たり昨年度までは24万円でございました。それが今年度からは20万4千円というふうに大幅に減になっておりまして、私はこれも働きながら子育てをされる方々のサポートの面がどうなっていくのかなとちょっと危惧するところなんですけれども、このようにされた理由と、あわせて保育会の皆さんとの意見交換もされていると思いますので、そこら辺の状況をお聞きしたいと思います。 それから3点目は、概要書20ページの一番下、むし歯予防等対策事業ですが、24年度より新たな事業として1歳6カ月児から3歳児までに計6回、年に6回、フッ素塗布を行うということで上げられております。フッ素塗布については、これまでもこの場でいろいろ議論してきたところですが、私としては、希望者のみということであるならばこれはいいのかなというふうに思っているところですが、今回の新しい事業についてはどのような予定か、お知らせをいただきたいと思います。 それから、今度は戻りまして概要書の10ページに、休止・廃止事業等の表に行きますが、一番最初の民生費の保育所地域活動事業もそうですし、その次の衛生費、さわやかいまり健康づくり大学推進事業、これがどちらも事業の見直しにより廃止ということになっています。これもやはり、例えば、保育所の関係で言えば、地域のお年寄りとの触れ合いとか、大変ほほ笑ましい姿をあちこちで見てまいりましたし、また、さわやかいまり健康づくり大学では、やはり多くの方の活発な活動がなされていたというふうに私は思うんですが、事業の見直しにより廃止というのはどういう理由だったのかお尋ねをしたいと思います。 以上、4点です。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) それではまず、延長保育補助金の減額理由について御説明を申し上げます。 事業の中身につきましては、ここに書いておりますとおり、30分以上時間延長をされたところに対して補助金を交付しますというような制度でございますけれども、全体的に予算の枠が限られている中で、子どもの医療費助成事業などでもまだ一般的に財源的なものが必要とするというようなことがございました。そういうことで、事業一つ一つを一応検討いたしまして、枠を抑えられるものは抑えると、ふやすものはふやさざるを得ないというようなことがございまして、全体の予算枠の中で調整をさせていただいたということでございます。 それから、次のフッ素塗布の事業でございますけれども、これは1歳6カ月児の健診のときに希望者に対して行っておりますし、合わせて6回ですけれども、その6回につきましても希望される方に塗布をしていくと。それで、1回目は集団健診で行いますが、あとの残りの5回はかかりつけの歯医者さんなどで、こっちが委託契約を結びますから、そのお医者さんのところに行って、1枚100円の券になりますけれども、それを一応6枚を300円で買っていただいて、残りの5枚を使って歯医者さんで塗布をしていただくということで、強制をしているものではございません。 それから、概要書の10ページのほうでございますけれども、さわやかいまり健康づくり大学の廃止の理由でございます。 まず、そっちのほうですけれども、平成19年度から市民一人一人が心身の健康づくりの関心を高めるというようなことで、健やかな実り豊かな人生が送れるようにということで開設して5年がたっております。5年を経過してきまして、そして民間とか役所のほかの部署でも同じような事業が出てきたということから、また参加者の方も両方の事業に参加されている方もいらっしゃるということもありまして、健康づくり課の事業は廃止をさせていただいたということでございます。 それから、もう1点の保育所地域活動でございますけれども、これは伊万里保育園のほうで高齢者の方と交流をしていくというふうな事業でございましたけれども、一応これも国のほうから補助金的なものがございました。それが一般財源化されるというようなことから制度がなくなったということで、この事業としては廃止をいたしますけれども、各保育園6カ園については地域の方々との交流はそれぞれ行っておりますので、特別の事業ということじゃなくて、交流は今からも進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) 留守家庭児童クラブの予算減の理由についてということでお答えいたします。 波多津児童クラブは通常利用者1名です。波多津東の児童クラブは通常4名ということで、小規模児童クラブということで利用者が少ないというようなことで、クラブ運営の効率化を図るという目的から、土曜日についてのみ波多津児童クラブのほうでお預かりをするということにいたしましたので、その指導員さんの
賃金の減によるものということになります。 以上です。
○議長(内山泰宏) 23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 教育部長のほうですけれども、波多津小学校と波多津東小学校の在籍児が少ないから土曜日のみ合同でするというのは、指導員のほうからもそういうような考え方が以前から出されておりましたので、これは方向性としてはいいのかなというふうに思いますが、そうであれば、やはりこの概要書の説明のところに、これまでと違うありようになるわけですから、ちょっと書く工夫をしていただいたほうがよかったかなというふうに思いました。じゃ、結構です。 それから、市民部長のほうですけれども、枠配分の中でおさめるための苦労というのがここにあらわれているなというのを非常に感じながらお聞きをしました。ですから、あとは文教厚生委員会でやはり全体としてどうなのかということをしっかり議論していただき、最終日には委員長に質問したいというふうに思いますが、1つ、フッ素の件も早いうちから歯医者さんに行く習慣というのをつけていただくには、これもいいのかなというふうに思います。 あと、健康づくり大学のほうは、残念ながら民間のほうはやはり受けるための受講料というのがそれなりに必要ですよね。だから、すべての方がそっちに行ける状況でもない中で、私はやはりこれは残念だなというふうに思うところです。 御答弁いただきたいのは、さっき申し上げましたけれども、延長保育の件で保育会での議論はどうだったのかの部分、それだけお願いします。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) はっきり申し上げますと、まだ保育会とのお話はやっておりません。
○議長(内山泰宏) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第5款.労働費、第6款.農林水産業費、第7款.商工費、第8款.土木費について、200ページから263ページまで。12番松永議員。
◆12番(松永孝三) 農林水産業費の予算書213ページ、概要書27ページでございます。グリーン・ツーリズム推進事業についてお尋ねします。 まず1点目は、報酬の欄の都市農村交流支援員報酬でございますけど、この指導員は何人ぐらいで、報酬はどれくらいなのか、そして伊万里市在住なのか、よその方が都市部におられるのかお尋ねします。 2点目は、グリーン・ツーリズム推進事業費補助金で初めて、今回、軽トラ市を企画されておりますが、観光課の予算だと思いますので、観光が目的だと思いますが、この軽トラ市の目的と開催時期、そして開催方法、そして場所等の検討がなされているのかお尋ねをいたします。
○議長(内山泰宏) 産業部長。
◎産業部長(犬塚邦康) 松永議員の質問に回答させていただきます。 まず、都市農村交流支援員の件でありますが、この指導員は1名というようなことで、現在、観光課内のグリーンツーリズム推進係のほうで在籍をしていただいている状況にあります。そして、引き続きまして24年度もこういう形で実施をしていきたいというようなことであります。 そして次に、軽トラ市の開催でありますけど、この事業実施主体につきましては、都市と農村の交流を図るために組織をされております伊万里グリーン・ツーリズム推進協議会におきまして開催をいたしまして、その内容につきましても検討していきたいと考えているところであります。 目的といたしましては、生産者と消費者の交流を通しまして地産地消を推進する、また地域間とか世代間の交流を目指すものであります。 次に、開催日といたしましては、市内地域の活性化団体等が計画をされておりますトラック市もありますので、そのあたりとの重複をしないような日時というようなことで、日曜日に大体1カ月に1回から2回のペースで開催をしていきたいと考えております。 開催の場所につきましては、市街地の駅前広場、あるいは本町通り周辺で開催をするというようなことで検討をしているところであります。 以上です。
○議長(内山泰宏) ほかに。18番渡邊議員。
◆18番(渡邊英洋) 土木費の243ページ、女山トンネル建設促進事業でございますが、何年か前からこの事業もあっているわけですけれども、改めて期成会のメンバーと現在の事業進捗状況についてお尋ねをいたします。
○議長(内山泰宏) 建設部長。
◎建設部長(黒川義昭) 女山トンネル建設促進期成会のメンバーでございますけれども、伊万里市、武雄市、多久市、小城市、以上4市の首長及び議会議長、顧問としまして、この地域の中の県議会議員8名でございます。 事業の概要としましては、平成21年度から平成29年度完成を目標に現在進めていただいております。総延長1.9キロの道路でございまして、総事業費46億円、概算でございます。 これまでの経過としましては、平成元年にルート選定に着手をされ、21年度に事業採択がなされております。22年度に関係住民へのルート発表、詳細設計が終わっております。23年度、今年度ですけれども、用地測量、用地買収、補償、こういったものに着手をされております。今言ったような状況になっておるというところでございます。
○議長(内山泰宏) 18番渡邊議員。
◆18番(渡邊英洋) 今、詳細に説明を受けたわけですけれども、完成が29年度ということですね。今、現況を見ていますというと、若木バイパスとか、またこのトンネルあたりができますと、非常に伊万里港振興にも大いに寄与すると思うわけですけれども、では、実際に工事着工というのはいつごろか具体的に上がっているんでしょうか。
○議長(内山泰宏) 建設部長。
◎建設部長(黒川義昭) 24年度から本工事に着手をされるというふうにお聞きしております。武雄側のほうから、まず事業着手をされると。25年度から3カ年間でトンネルの掘削を終え、28年度に両側の取りつけ道路を整備して、29年度に事業完了と、こういったことを目標に現在県のほうで計画、実施されているというところでございます。
○議長(内山泰宏) ほかに。23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 1点だけお尋ねいたします。 商工費です。233ページの一番上に駅ビル等管理運営事業というのがございます。駅ビルにはギャラリーと会議室があるわけですが、先ごろ鍋島を改めて2点御寄附いただいた工藤先生からは、あそこの活用ができないかなというような御提案もいただいているところでした。 私もよりあそこが活用される姿を何か模索していきたいというふうに思っていたところですが、今回お尋ねいたしますのは、ギャラリー及び会議室の利用状況ですね、ここ2年ぐらいお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(内山泰宏) 産業部長。
◎産業部長(犬塚邦康) ただいまの駅ビルの会議室ですね、それとギャラリーの利用状況につきましては、平成21年度が4,070名、それで22年度が4,671名、23年度が本年の1月末現在の数字でありますけど、1,835名となっております。 このような中で、平成21年度と22年度につきましては、市民ギャラリーにおきましてパソコン教室が開催されたことなどによりまして一時的に利用者は増加いたしましたが、23年度につきましては、この施設は指定管理者制度を採用しているわけですけど、指定管理者制度におきまして、ケーブルテレビを使った広報など企業努力はされているものの、大口の利用者が見つからないというようなことから利用者数は減少の傾向にあるというような状況であります。
○議長(内山泰宏) ほかに。3番香月議員。
◆3番(香月孝夫) 231ページ、19節.負担金、補助及び交付金の工場等設置奨励事業でございますけれども、こちらの詳細について何社ぐらいあるのか、今後の傾向としてはどのようになる予測が出ているのかお尋ねします。
○議長(内山泰宏) 産業部長。
◎産業部長(犬塚邦康) この工場等設置奨励金につきましては、投下固定資産に応じて交付するようなことになっておりますので、今回の交付件数につきましては、地場企業を含めまして、市内に立地をしております11企業に対して交付を予定しているところであります。そのような中で、最高の金額、一番多い企業といたしましては、その中で5,900万円程度というようなことになっているところであります。
○議長(内山泰宏) ほかに。21番占野議員。
◆21番(占野秀男) 213ページ、軽トラ市、駅前なり本町通りでということで言われておりますが、このごろはグリーンコープがお年寄りの多い団地に軽トラを持っていって、軽トラにいっぱい野菜とか魚とか肉とか積んで提供されているという情報がテレビであっておりましたが、駅前までみんな買いに来てくださいという形にこの場合はなるわけですね。言うならばスーパーがないところにサービスをして地産地消を図って、利用者にも利便を図るということで大変いいことだと思いますが、これからは高齢化社会になった中で、こういう手だてをしていただくと本当に助かる人が結構おられると思うんですよね。 だから、ずっと続けていただきたいというふうには思っているんですが、実はちょっと気になっている点もあるんです。1つは、以前、もう余り苦口は言うたらいかんですが、市長が計画をされて、屋台村というのを伊万里川の河畔でやられました。当初は宣伝もされて利用者もあったかと思いますが、3年もしたら消えてなくなったわけですけれども、そういう繰り返しはやっぱりしてはいかんな。特に、軽トラで買い物に不自由な方々のところにサービスをしていくというのは今後のサービスのあり方の一つだと思いますので、これはずっと続けていただきたいというふうに思っているんですが、その点、市長、反省の弁もひっくるめて、どのようにお考えでしょうか。 あとは、もう1つだけ、企業誘致の件に関してですが、実は旅費が今年度は減っています。今までは大体出向いていって、東京なり大阪なり大都市の企業のところに出張をされて、伊万里はこういうところですし、こういう場所がありますからぜひ進出をお願いしたいということでやっておられたと思いますが、このごろは企業に行くと、私は中国に行きますとか、東南アジアに行きますとかいう話になって、伊万里市が行っても相手にしてもらえないということで予算が減っているのか、それとも、もうあきらめて予算が減っているのか、ここら辺の取り組みについては、やっぱり厳しいからこそ少し予算もふやして、今までは職員、担当が行きよったけれども、今度は部長が行くとかね、何かそういう工夫もちょっと必要な感じがしますが、その点についてはどのようにお考えになっておりますでしょうか、お伺いいたします。昼からでよかです。
○議長(内山泰宏) 市長。
◎市長(塚部芳和) 軽トラ市の件ですけど、これも今回、私自身の発想でやろうということでしておるわけでございますけれども、今回の軽トラ市は、駅前だとか、あるいはまた、1つは市街地の中に活気を呼び戻すという意味でも、例えば、南北道路の今言う歩道が9メートルありますから、あの中で軽トラ市をやっていこうと思ったりいろいろ検討したんですけど、警察のほうがそこはだめだということ、あるいはまた道路の中でやれば1台当たり3千円ですかね、駐車といいますか、道路使用料をいただくということで、なかなかこれは難しい話になりまして、それじゃということで、最初は、まずことしは駅前の広場ならば使用料も何も要らないものですから、ああいうふうなところでやってみたり、あるいは私は移動軽トラ市という発想でいろんなところに持っていって、移動軽トラ市、そういうことでやろうというふうに思っております。 したがいまして、移動軽トラ市という中で団地でするとか、あるいは地域の、例えば大坪公民館だとか、あるいは栄町の団地でやるとかですね、そういうふうなことも柔軟にやっていきたいというふうに思っておりまして、ことしはそういう意味では試験的にまずいろんなところでやってみて、そして検証していきたいなというふうに思っております。 確かに屋台村についても3年ほどやりましたけど、基本的に私は反省というか、まずこういうのは確かに最初の呼び水は行政のほうでやるんですけれども、後のほうもずっと永遠に行政がすべておんぶにだっこというのは無理な話があるんですね。あそこは商店街のほうのところでずっとやっていって、その屋台村で来られた方が地域の周辺の飲み屋さんにまた行っていただければ経済効果も上がるんじゃないかという発想でやったんですけれども、最初はそのようにいっていたんですけど、やはり何か商店街の皆様のやる気、御協力、こういうようなものが全く得られないような状況になりまして、ある意味では、このまま行政がすべてをやるというのは私は限界があるという中で、ちょっと3年間でやめてしまいました。 そういうふうな意味では、市民と行政の協働というものがどういうふうな形ですればいいのか、ここら辺の反省は踏まえながら今後に生かしていきたいと、このように考えておるところでございます。
○議長(内山泰宏) 産業部長。
◎産業部長(犬塚邦康) 先ほどの企業誘致の件でお答えをさせていただきます。 この件につきましては、先ほどから言われますように、事業費が若干減少しているんではないかというようなことでありますけど、私たちといたしましては、新規の企業の誘致、あるいは誘致した企業のフォローアップとかアフターケア等に今後も力を入れていきたいというようなことで考えているところであります。 そういう中で、中国とか関西、関東のほうにも出向きまして、今後とも企業の誘致に力を入れていくことにしておりますけど、出向き先につきまして、経費等につきましても若干の差があるというようなことで、今回、経費的な面は減少をしているというような状況でありますので、決して企業誘致をおざなりにするというようなことでは考えていないところでありますので、御理解をいただきたいと思っております。
○議長(内山泰宏) 21番占野議員。簡潔にお願いいたします。
◆21番(占野秀男) おっしゃることは当然だと思いますが、そうならば、やっぱりそれに見合う準備、それから行動力、こういうのが当然やっぱり必要になってくると思うんですね。しかし、それは言いながら、実際は予算は減らしているということでは、言っていることとやっていることが、ちょっとさっきもありましたけれども、これもその口かなという感じがしないでもないんですけれども。 一応七ツ島工業団地も伊万里団地もほぼ埋まった、新たな工業団地もつくっていかにゃいかん、また誘致もしなきゃいかんということですから、なかなか今の経済状況では誘致も簡単にいかんとは思います。でも、やっぱり企業の雇用の場を確保するためには頑張っていただかにゃいかんと思いますから、そんなら、少しことしは遠慮しておりますという説明の仕方ばするならよくわかるとですけれども、やりますと言いながら予算は減らしておりますでは、なかなか理解しにくい面があるような気がしますが、いかがですか。
○議長(内山泰宏) 産業部長。
◎産業部長(犬塚邦康) 御指摘の件のようなこともありますけど、先ほどから言いますように、頑張っていくしか答えはできない状況であります。(「了解」と呼ぶ者あり)
○議長(内山泰宏) ほかには。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 じゃ、第8款.土木費まで質疑を終結いたします。 ここでしばらく休憩いたします。 (午後0時8分 休憩) (午後1時 再開)
○議長(内山泰宏) 会議を再開いたします。 引き続き、議案に対する質疑を行います。 第9款.消防費、第10款.教育費、第11款.災害復旧費、第12款.公債費、第13款.諸支出金、第14款.予備費について、264ページから329ページまで。4番東議員。
◆4番(東真生) 319ページの国見台体育施設改修事業の中の工事請負費、その中の徒渉プール改修工事について内訳をお聞きしたいと思っております。 予算額と改修の規模、利用期間と入場料等を取られるのかどうかという点をお聞きしたいと思います。入場料等、利用料等を取られるのかどうかという点をお聞きしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) 御説明いたします。 これまで国見台プールにつきましては、改修費に3,000万円ほどかかるということから、再開はかなり厳しいというようなことで御答弁してまいったと思います。 そこで、今回は徒渉プールのみの再開に向けて、いろいろな見直しと検討を行いました。プールの塗装、あるいはプールサイドの不陸の補正、そういうものは極力職員で行おうと。そして、更衣室、受付等はこれまであるものを一部補修にとどめること。身障者のトイレとか受付等は新たにはつくらないというようなことであれば、大体300万円ぐらいでできるのではないかというような判断に立っております。 したがいまして、工事内容については、繰り返しになりますけれども、プールサイドの不陸の補正、それと50メートルプールに入らないためのフェンスの設置、給水管の布設、プールの塗装などが主な工事になります。 方法については、不陸の補正とプールの塗装等については、できるだけ自前で行うと。更衣室、受付等は既存のものを使い、一部補修にとどめると。身障者トイレなどは見送るということで最小限の費用を見積もったところです。 この結果ですけれども、自前の作業も大変多いというようなこともあり、かつ夏休みのシーズン前に合わせたいというような希望がありますので、新年度を待って実施していたのでは間に合わないという判断に立って、文教厚生委員長さんに御相談(97ページで訂正)の上、不陸の補正については既に2月から開始いたしております。この作業には国見台の作業員の方々を中心に実施していただいておりますけれども、寒い中での大変な作業であり、感謝申し上げる次第です。 なお、入場料については、従来どおりいただく予定にしております。
○議長(内山泰宏) ほかに。5番前田和人議員。
◆5番(前田和人) 消防費、常備消防費の中の救急救命士養成事業でございます。 予算書で267ページ、概要書では36ページの最下段にありますが、この救急救命士につきましては、消防本部の仕事の中でも救急の出動数も年々増加しているという状況にあろうかと思います。 今回、救急救命士の養成に1名、予算をつけていただいているということについては大変ありがたい話でもありますし、今後、さらに充実をお願いしたいところではございますが、現在、救急救命士の免許を持っている方が消防本部の中で16名でしょうか。これが1名増で17名にふえるということになるのかなというふうに思いますが、この16名、あるいは17名という伊万里管内での救急救命士の数というのは、いわゆるこの伊万里管内の人口であるとか救急件数から比べたときに、どれぐらい充足しているんだろうか、あるいは他地域消防との比較とすれば充足数はどのようになっているのかなというところをお尋ねしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 消防長。
◎消防長(幸松伝司) それでは、お答えいたします。 救急救命士につきましては、平成3年から救急救命士法が施行されておりまして、その後、平成5年から救急救命士をずっと養成しております。今、御案内のように、16名じゃなくて、現在15名でございます。この前、勉強会でも御説明しましたように、現在1名九州研修所に派遣をしておりまして、ことしの5月には新たに救急救命士として資格を取って誕生するということになっております。 今、御案内のように、最近は単年度で1名のペースで養成をしておりまして、平成25年度までに18名を養成する計画にしております。18名になりますと、今現在、東分署には実は救急救命士がおりませんけれども、もちろん高規格救急車もございませんが、この時点で救急車の高規格化とあわせて救命士を3名配置したいというふうに考えております。 また、救急救命士もだんだん年をとりまして定年も迎えますので、その後についても順次養成をしていきたいというふうには考えております。 救命士の、いわゆる充足と申しますか、県内の救急救命士の状況でございますけれども、まず、それぞれの消防本部の規模によって救急隊の数が設置をされておりまして、佐賀広域消防局では救急隊が13隊ございまして、55名の救急救命士がおります。それから、唐津市が7隊に対して38名、鳥栖・三養基地区が5隊に対して31名、杵藤地区が7隊に対して38名、神埼地区が3隊に対して16名、有田町が2隊に対して6名、本市が5隊に対して15名というふうになっております。 県内で一番比率の高い、いわゆる1隊に対する隊員の数でございますけれども、これは鳥栖・三養基地区が一番高くて、1隊に対して6.2人ということになっております。伊万里市と有田町が1隊に対して3名というふうになっておりまして、この鳥栖・三養基地区とか、あるいは佐賀広域、唐津市、こういったところは非常に職員数も多うございまして、職員の大量退職時に救急救命士の資格を持った人たちを採用するというふうなこともありまして、こういった高い比率になっているのじゃないかなというふうに思います。 充足しているのかということに対しましては、東分署にそういうことで配置ができておりませんので、完全な充足ができているとは言えませんけれども、これは救急救命士を1人養成するのに大体250万円ほどかかりますので、その費用の面もございますし、また研修期間が大体7カ月という長期にわたります。2名、3名と複数出しますと、その間の現場体制がとれないというふうな状況もございますし、また新規採用職員が消防学校に入ります。これも7カ月ぐらい入りますので、それが重なったときには、ますます現場体制がとれないというふうな状況もございますので、1名のペースで養成せざるを得ないのかなというふうに思っています。 ただ、平成6年に自衛隊で資格を取った職員を採用したケースもございますので、今後、採用においては、救急救命士の資格を持った優秀な人材に受験していただくように、ぜひ総務課とも協議をしながら、救急救命士の専門学校等に働きかけていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(内山泰宏) 5番前田和人議員。
◆5番(前田和人) お答えいただきましたが、先日、3月1日に伊万里有田共立病院が統合して開院し、救急の受け入れ態勢も強化が図られているというふうには思いますが、受け入れ先があっても、そこに患者さんが到達するまでに緊急の処置をする、あるいは状況を見て搬送先を協議していくと。その辺は非常に大事な役割であると思いますし、患者さんの命ということについても大変重要なことだと思うので、今年度1名養成をされるということで予算がされていることについてはよろしいんですが、今後、やはり継続的に、総合計画、あるいは実施計画の中でも順次増員をしていくというふうには記述をしてありますが、ぜひその路線に沿って確実に充足していくように段取りをお願いしたいというふうに思います。 それから、今、消防長のお答えの中でも一部ありましたけれども、いわゆる養成するには期間もかかる、あるいは予算もかかるということでございますが、いわゆる救急救命士の資格を既に持っている方、あるいは現在従事している方を採用するということになりますと一挙に前進もするわけでございますので、今後、消防士の採用試験におきましても、有資格者の採用、あるいは現在は25歳までというふうになっていると思うんですが、経験を積んだ方、あるいは過年度という形からすると、もう少し年齢条件を上げても考えていくというようなことも考えられるのではないかなというふうに思いますが、そのあたりは採用計画が今後のことになりますが、そのあたりについては総務部の意見としてはいかがでしょうか。
○議長(内山泰宏) 総務部長。
◎総務部長(前田隆博) 救急救命士の採用につきましては、実は平成23年度において資格を持った方という形で一応募集をいたしました。残念ながら1名合格することができなかったんですけれども、この救急救命士の採用に当たりましては、消防のほうと十分検討しながら、先ほど言われましたような年齢条件とか、そういうのを協議しながら今後についてもしていきたいと考えております。
○議長(内山泰宏) ほかに。3番香月議員。
◆3番(香月孝夫) 全部で3点いきたいと思います。 まず1点目は、305ページ、26節の博物館基本計画研究事業でございますけれども、これもずっと引き続き継続されているようですけれども、これまでの調査研究の進捗や今後の方向性などについて、まず1点目お尋ねしたいと思います。 2点目、309ページ、11節の需用費、図書館管理運営事業でございますけれども、こちらの図書館のほうも開館しまして17年ほどたっているかと思いますけれども、その中で、917万4千円の金額が上がっておりますけれども、この光熱水費につきまして、いろんな新しい節電対策であったりとか、そのような対策があるのでしょうか。それとあわせて、もしなければ今後検討される予定があるのでしょうか。 次、3点目、311ページになりますけれども、18節.備品購入費の中で資料収集・提供・保存事業がございまして、これは金額が1,378万円上がっておりますけれども、こちらの詳細についてお尋ねしたいと思います。 以上3点、よろしくお願いします。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) まず、博物館の研究事業のほうからお答えいたします。 博物館の建設については、平成16年度に市民文化の醸成と建設の可能性や必要性を研究するために、博物館・美術館構想研究事業を開始しました。それで、平成16年度、18年度は市民フォーラムを開催いたしまして、また19年度、20年度にかけて基本構想を策定したところです。 そのような中にありまして、なかなか現行の財政状況が厳しいというようなことで、なかなか建物を建てるというところの段階まではまだ行かないだろうというような判断に立ちまして、現在ある歴史民俗資料館等々の資料等々、あるいは市民の方がお持ちの資料等々を活用させていただきまして、何かソフト事業的なものが新たにできないだろうかという研究事業の必要性もあるというようなことで、少し軌道修正を図ったところでございます。 そのようなことから、23年度には「佐賀と世界の昆虫展」、あるいは昨年は、この事業ではございませんでしたけれども、「おもちゃ・キャラクターグッズ展」等々を開催して、多くの来場者の方に来ていただいたところです。 今年度については、「伊万里のいきもの展」というようなものを開催する予定にしておりますけれども、いずれにいたしましても、博物館では、飾るだけではなく、そういういろんな方々を対象として、協働した研究事業なりフィールドワーク的な活動とか、そういうものが当然求められてまいりますので、少しそのような面のノウハウの蓄積とか資料の蓄積とか、そういうものを図りたいというふうに思っております。 次に、図書館のほうの光熱水費の部分についてお答えしたいと思います。 御質問の趣旨の中には、最近、見直されてきておりますLEDとか、そういう新しい照明器具等々も出ておりまして、省エネ効果が高いというようなことも含まれているというふうに思います。 それで、LEDにつきましては、非常に直下の照明にはよいけれども、蛍光灯のように横に広がる、そういう採光力が余りないというようなことで暗く感じるのではないかと。省エネ効果は高いですけれども、暗く感じるというふうな欠点もあろうと思います。したがいまして、図書館というものは本を読む場所でございますので、ちょっと不向きかなというところも懸念されます。 また、図書館でメーンとなります照明器具は250キロワットのハイカライトというようなもののようですけど、そういうものが75カ所あるということですけれども、そういう照明器具については、まだLED化されていないというようなことも聞いております。 御提案いただきましたように、やはりコストの削減というものは大変重要なことであろうというふうに思いますので、御提案の趣旨に沿いまして、いろいろ検討してまいりたいというふうに思います。 次に、資料収集のお答えをいたしますけれども、昨年度は2,000万円ぐらいついておりましたけれども、今年度は1,500万円ということで予算を計上いたしております。その分の、どういう影響があるだろうかというものをちょっと調べておりますけれども、本の冊数に直しますと、昨年度は約8,000冊、今年度は6,000冊ぐらいになるだろうというようなことを思っております。 ちなみに8,000冊といいますと、国内で新刊本が出されるのは約8万冊と聞いておりますので、大体その1割程度をこれまで購入してきたということになります。 以上です。
○議長(内山泰宏) 3番香月議員。
◆3番(香月孝夫) 1点目の博物館基本計画の件でございますけれども、いろいろ調査研究を進められて、新たなものというのは難しいかと思いますけれども、期間限定であったりとかプチ博物館であったり、ミニギャラリーであったり、そういったのもまたソフトをいろいろ煮詰められて、ぜひ何らかの形にしていただければと思います。 2点目の効率化、省エネの部分につきまして、本当にいろいろ技術等々が進歩しておりますので、今後またいろいろ研究、検討を重ねられて、またやっぱり市内、そういった各業者さんもいらっしゃると思うので、例えば、コンペ形式にするなりいろんな提案をしていただきながら、こちらでは考えにくい部分のまた新たな提案があるかと思いますので、そういったところもまたいろいろ含めて検討していただければと思います。 3点目につきましては、おおよそ理解いたしました。 以上です。
○議長(内山泰宏) ほかには。18番渡邊議員。
◆18番(渡邊英洋) 教育費の予算書の285ページ、概要の38ページ、市小中学校規模適正化推進協議会事業について教育長にお尋ねをいたします。 議案勉強会の折に、平成13年度の答申を最後に、10年間なかった。そして、ここにきて再開。少子化、小中一貫、小中連携というような社会情勢の変化で再開になったというような説明を受けたわけでございますが、教育委員会の諮問機関としてこの協議会があるわけですけれども、この協議会のメンバーと、教育委員会でどのような議論がされて再開になったのか、また教育長の思いを聞かせてください。
○議長(内山泰宏) 教育長。
◎教育長(森哲也) お答えいたします。 教育委員会内での検討した事柄につきまして話をさせていただきます。 社会情勢の変化によりまして、先ほど議員御指摘のように、いろんな変化が起きております。その中で検討される中で、少子化の影響による児童・生徒の減少、それから校舎の老朽化や耐震診断に伴う補修工事や改築の必要性、それから小中連携教育や小中一貫教育などの新しい学校形態の考え方があらわれてきたこと。そういう中で、例えば、南波多小・中学校では連携教育にここ数年取り組んでいただき、その成果や方向性について集約されつつある状況であること。それから、今の3点につきましては、各地域や保護者などからも、こういうことを踏まえての再検討をする必要を要望される声も出ておりました。また、あわせて前回の協議会で保留されておりました南波多中学校と滝野中学校に関する附帯事項の解決につきましても検討する時期であろうというふうなことで検討を行いまして、児童・生徒の良好な教育環境を提供する方策を探るために、市全体における小・中学校の規模適正化を検討する時期に来たものであるというふうに考えたところです。
○議長(内山泰宏) 18番渡邊議員。
◆18番(渡邊英洋) 実は1986年、昭和61年ですね、地元で2つの小学校と1つの分校が規模適正化の名のもとに統合をしたわけでございます。それまでには何回も学校教育課のほうから地元説明等々をしてもらって統合したわけですけれども、結果として、地域内で学校という核がなくなったことによって地域内の交流の場がなくなったとか、児童・生徒がスクールバスのために、要するに大人と会う機会がなくて、あいさつをしなくなったというか、やっぱり当時、地元の声として合併せんほうがよかっちゃなかとやというふうな声もあったわけでございますが、今後この協議会で検討される中で、そういうマイナス面と言ってもいいかどうかわかりませんけれども、そういうことがあったということを十分ひとつ考慮しながら議論していただきたいと思うわけですけれども、その点、教育長の思いをもう一度聞かせてください。
○議長(内山泰宏) 教育長。
◎教育長(森哲也) 議員御指摘の内容や、それから住民の方、保護者の方々のさまざまなお考えを十分に配慮しながら、慎重に検討を重ねてまいりたいと思います。
○議長(内山泰宏) ほかには。17番樋渡議員。
◆17番(樋渡雅純) 私のほうは、先ほど教育部長のほうから文教厚生委員長としての徒渉プールに関して了解をした向きの発言がありましたけれども、私としてはその認識はありません。 私はこの予算書が出てきましたときに、現地のほうにもちょっと赴いて状況を確認したわけですけれども、そのときには当然はぐられて、ちょっとしたそういったものが行われておりました。私は担当課のほうにも行きまして、いろんな細かな話は──話というか、そこら辺の状況の説明というか、どういう形でという議論を深めるための話はしました。そのときの話で了解したというふうに思われたのかもわかりませんけれども、そこら辺はもう一回正確に担当課のほうと確認をしていただいて、話をしていただければと思います。 了解したということであれば、いわゆる全協のときにも話がありましたけれども、ウオーキング大会の開催事業、これに関しては、時期も4月当初ということで、これまでも、数年前までも、このウオーキングに関しては、多分委員長、副委員長にその話はあっていたと思いますけれども、これに関しては、当然、委員長、副委員長にその時期との絡み関係で早目に動いておる話は伺いましたので、その点に関しては了承をしております。 一言言わせてもらえれば、この徒渉プールに関しては、そのときの担当者には、私としては予算がまだ決まる前に大きなそういう動きはしないほうがいいんじゃないかなという話はしております。その点に関して、私がそのときに了解したという認識はありませんし、正式に委員長、副委員長に訪問してその話がありませんでしたので、そこら辺、もう一回正確な話を聞いてもらえればと思いますので、よろしくお願いしておきます。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) 今の御質問にお答えします。 まず、不陸の補正をやっておるというようなお話をしましたけれども、これについては、今年度の国見台の方々の作業員
賃金をもって、あるいは体育保健課の職員が出向いて今年度の予算の中でやっておりまして、次年度の予算を先食いしてという意味ではございませんけれども、その事業に着手するというようなことは、当然、今回予算として上げていますこのプールの改修というものと密接に関係があるというようなことで、予算を使う使わないはともかくとして、体育保健課長のほうに、このことは文教厚生委員長さんにきちんとお話をしておってくださいというようなお話は私のほうはした次第です。 一番当初の御説明があった現場でというところは、私はそこに実際おりませんでしたけれども、その内容について確認のほどはとれませんけれども、私が指示をしたのは、着手後にこれをちゃんとしておきなさいねと言ったのは事実でございまして、先ほど着手前ではないというようなことを含めて、おわび申し上げたいというふうに思います。(「議長、ちょっと休憩したほうがようなか。何か教育委員会はちゃんと委員長が了解ばしとらすという話やけど、本人はしていないということですから」と呼ぶ者あり)
○議長(内山泰宏) ちょっと休憩いたします。 (午後1時32分 休憩) (午後2時4分 再開)
○議長(内山泰宏) 会議を再開いたします。 ここで教育部長からの発言の申し出があっておりますので、許可いたします。教育部長。
◎教育部長(川久保茂) 先ほどプールの件に関しまして、委員長さんへの相談、もしくは了解というような言葉を使いましたけれども、これにつきましては間違いで、説明という言葉にかえさせていただきたいと思います。大変お騒がせして申しわけございませんでした。
○議長(内山泰宏) ほかには。23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 教育費で3点御質問申し上げます。 概要書でいきますが、38ページの一番上、特別支援児童生徒サポート事業です。 小・中学校におけるLDとかADHD、あるいは肢体不自由の子どもさんに対する支援ということで数年来してきていただいているわけですが、この対象となる児童・生徒の数の推移、そこをまずお尋ねいたします。 それから、先ほど渡邊議員のほうからも御質問がありましたが、小中学校規模適正化推進協議会ですが、このメンバーについての答弁が先ほどなかったかのように思いますので、どのような方を予定されているのかお尋ねいたします。 それから、41ページの上から2つ目、ウオーキング大会開催事業です。 昨日、御通告に伺っておりますので、先ほどのことがあったから申し上げるわけでは決してありませんが、年度初めの事業に対する予算の組み方としてどうなんだろうかというのは、このところ気になっていたことでもございました。自治体の予算は単年度予算ですから、このようなことで、例えば、委員会が了解すればいいのか、やはり議会と執行部という二元代表制の中でこれでいいのかというのは思っておりましたので、今回お尋ねいたしますのは、ウオーキング大会計画のうち事前の準備作業、それから当日のこと、その割合ですね、それがどのくらいになっているのか、以上3点お尋ねいたします。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) まず最初に、特別支援を必要とする児童・生徒の人数の推移ということでお答えします。 医療機関等から学習障害、注意欠陥・多動性障害、高機能自閉症等々の診断を受けている児童・生徒、もしくは保護者が学校に発達障害であるとか、そういうものを申し出ている、または発達障害ではないかと相談している児童・生徒数を申し上げます。平成20年度で44名、21年度49名、22年度58名、23年度では104名となっております。 次に、規模適正化推進協議会のメンバーについてお答えします。 適正化推進協議会の会則では、委員は通学区域審議会委員、市議会議員、学識経験者、市職員、その他教育委員会が必要と認めた者というふうになっており、委員は30人以内で組織するようになっております。 この中で、学識経験者というのがちょっとわかりづらいと思いますので、さらに詳しく述べますと、小・中学校校長会の正副会長であったり、市連合PTAの正副会長及び母親委員会委員長、退職校長会代表、高等学校長会代表などとなっております。 3点目ですけれども、ウオーキング大会の割合というようなことでお答えします。 この予算については、委託料として30万円を計上いたしております。直接経費であれば説明がしやすいのですけれども、委託料ですので、少し複雑な説明になることを御了承ください。 まず、単に委託料という観点においては、すべて4月1日以降の新年度で支出しておりますので、前年度の執行はないということになります。しかし、実行委員会の予算の中ではお尋ねの支出が含まれておりまして、実質の事務は体育保健課が行っておりますので、事前に正副委員長さんの了承をいただいているところです。 昨年度の費用の総額は約815万円でした。この中には、参加者記念品、ゼッケン、コースマップ、完歩賞など、事前に発注したり消耗品を購入しておりますけれども、このうち日本ウオーキング協会への負担金、参加者保険料、その他消耗品で6万5千円を支出したところです。委託料の割合からすれば22%、事業費の割合からすれば8%となります。 準備年支出相当の財源につきましては、参加者負担金とか次年度繰越金で賄っておりまして、新年度に受け入れる委託金は、当年度で支払った75万円分の一部に充てているということになります。(「昨年度んとば815万円と言うたばってん、金額の違うとやなか」と呼ぶ者あり) 金額が間違っていたようですけど、費用の総額は81万円です。
○議長(内山泰宏) 23番盛議員。
◆23番(盛泰子) まず、1点目の特別支援を必要とする児童・生徒の数、今メモしながらお聞きしていて、大変びっくりしたところでございます。 そうなると、その児童・生徒がどのくらいの学校に今度は在籍になるのかという学校の数のほうをむしろ気にしなければいけないのかなというふうに思うんですが、やはりそのサポートしていただく方の数も、それに比例してというところまでは難しいでしょうけれども、ふやしていかないと、本当の意味での手厚い支援にはなりにくいのかなとちょっと思ったりもするところです。学校数としてはわかりますでしょうか。 それから、小中学校規模適正化推進協議会のほうは、先ほど渡邊議員からもありましたように、やっぱり地元にとって、学校がなくなるとか、そういうことがどうなのかということも大変大きな問題だと思いますから、例えば、区長会とかそこら辺はどうなっているんでしょうか。 それから、準備作業のほうは、これはむしろ議運とか、そういう中で考えていかなければいけない問題だというふうに思いますが、ちょっとこのままでいいのかというのは執行部のほうでも検討をしていただきたいなというふうに思います。 以上です。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) 学校数では21校だったと思います。 次に、小中学校規模適正化推進協議会の中に区長さん等々は入っているかということですけれども、従前の資料を見ておりましたら、区長会長さん等々も入っていらっしゃったと記憶しております。
○議長(内山泰宏) 23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 104人の児童・生徒、これは平成23年度ですね。それが21校ということで、恐らく来年度も大きく減るとかいうことにはなりにくいのではないかなというふうに思う中で、この人数でいいのかどうかはまた文教厚生委員会でしっかり議論をしていただきたいと思いますが、1つ、教育長にこれは要請をしておきたいと思います。 実は一般質問でこれまで何度も就学後のサポートについては手厚く県のほうからのあれもあってなされているけれども、就学前の障害のある子どもたちに対してのサポートが手厚くされていないと、その子たちがだんだん学校に行くわけですから、やはり早い時期に障害を見つけて適切なケアをされると、その後の生活が全く違ってくるという話もあります。ですから、就学前の施策というのは県の施策になってくるので、市町村でしてはいけないということではありませんが、なかなかしにくい部分があるので、ぜひ県の教育長会などで、これまでも出していただいていると思いますが、これの件については継続して、しっかり要請していっていただきたいと思います。 以上、結構です。
○議長(内山泰宏) ほかに。21番占野議員。
◆21番(占野秀男) 275ページ、災害対策費、消防費のところですね。当初予算の概要の中には、放射能測定器を貸し出すために準備をするということで予算が上がっておりましたが、まだ国なり県なりの確たる対策ができておりませんので、それができてからということでしょうが、例えば、防護服とか機材、それから測定器、いわゆる簡易の測定器など、そういうものについては準備をしておく必要があるのかなというふうにも思いながらもちょっと予算書を見ましたが、どこにも載っておりませんので、これは方針が決まり次第、改めて補正予算で出てくるものかどうか。そうであればそれで結構ですが、どういうふうにお考えになっておりますのかお伺いします。 2番目に、体育施設費の委託料──委託料といいますか、全体ですね。全体ですが、前回の議会で教育長から射撃場の取り扱いについて、廃止をするんだという旨の御発言があったというふうに思います。それに賛成の方もいらっしゃれば、納得できないという方もおられるようでございますが、改めて、あのときに説明がありました廃止の理由を、大きく3つか4つ説明をして、再確認をしたいと思いますので、教育長の御答弁をお願いしたいと思います。 それから、その下のほうに学校給食センター管理運営事業がありますが、ちょっと調べておりましたら、平成20年は21人の職員で対応しておったという数字が上がってきています。ことしが17人になっていますが、昨年が14人やったんですね、予算書を見てみると。そこら辺で、数が行き来をしています、多くなったり少なくなったりしている分については、臨時雇用とか、そういう形で対応されているというふうに思いますが、それで大丈夫なのかというのが1点。 それからもう1つは、今、PFIで運搬事業等はすべて民間のほうにお願いをされておりますが、調理と後の掃除も職員でやっているというふうに思いますが、これはうわさで、どこまで本当か知りませんが、すべて民間に委託をするんだという話が出てきておるということをお聞きしたんですが、もしそれが事実とすれば、これはちょっと今後に大きな影響を与える問題だと思いますが、これは単なるうわさにすぎないものかどうか、以上、3点お伺いいたします。
○議長(内山泰宏) 総務部長。
◎総務部長(前田隆博) それでは、私のほうから災害対策関係について御回答申し上げます。 放射線関係の防災の資機材の関係でございますけれども、今、県のほうから私のほうに連絡が来ておりますのが、まず、12月の議会でもちょっと申し上げましたけど、モニタリングポスト、これは可搬式でございます。これにつきましては、伊万里市のほうに3台配置するようになっております。 それから、まだ台数は確定しておりませんけれども、もう1つ、モニタリングポストの固定式、これにつきましては文科省関係でございますけれども、伊万里・唐津管内で8台予定しているということで、まだ具体的な説明はあっておりませんけれども、そういう話が来ております。 それから、ヨウ素剤につきましては、20キロ圏内の市町に対して県のほうから私どものほうに配備されるというふうに聞いております。 そのほかの防護服関係については、まだ具体的に私どもに示されておりません。今後、国のほうのUPZ、今、作業部会のほうで一応30キロ圏内となっておりますけれども、正式にこれが決まれば、その後、いろんな原子力に関する防災の資機材についての御連絡等があって配備されるものと私どもは認識いたしております。 以上でございます。
○議長(内山泰宏) 教育長。
◎教育長(森哲也) スポーツ施設として再開する考えはございませんということでお答えいたしましたけれども、その理由としては、1つ目が、近年、利用者が減少し、特に市民の利用者が少ないこと。関連して、競技人口が少なければ県の射撃場で賄い切れるのではないかと考えたこと。2つ目に、施設そのものが、環境問題の意識の高まりの中で、県射撃研修センターのように、鉛やクレー、ワッズなどの回収ができる施設でなければ継続が困難なこと。また、関係する地域や団体のほうから閉鎖の要望があること。以上のようなことから、今後、社会体育施設として再開させることは考えておりませんという答弁をさせていただきました。 以上です。
○議長(内山泰宏) 教育部長。
◎教育部長(川久保茂) 給食センターに関連してお答えいたします。 まず、人数について御質問があったと思います。 今回の予算書の中で、緊急雇用の部分で説明をしていると思うんですけれども、米飯給食等々では2人を充てると。昨年も一緒でございます。そういう人数が1つはあります。 それと、今年3月からですけれども、病院の給食においでになった方が給食センターへ3名配置になっております。そういうようなことから、大変な職場とは思っておりますけれども、現行の勢力でやっていただけるものというふうに思います。 次に、調理等々について民間委託はあり得るのかという御質問だと思いますけれども、これを整理するためには、なかなかやっぱり職員さんの問題等々が1つはあろうと思います。それで、先ほど御説明しましたように、病院のほうからも3名来ていらっしゃいますから、当面は現行の直営方式でいくというふうに思っております。
○議長(内山泰宏) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第2条 債務負担行為について、14ページと342ページから345ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第3条 地方債について、15ページと346ページ。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第4条 一時借入金について、9ページです。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、第5条 歳出予算の流用について、同じく9ページです。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第32号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第33号 平成24年度伊万里市
国民健康保険特別会計予算について、17ページと351ページから387ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第33号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第34号 平成24年度伊万里市
介護保険特別会計予算について、21ページと389ページから429ページまで。23番盛議員。
◆23番(盛泰子) 介護保険事業の中で地域密着型サービスの、例えば、グループホームなどの配置が市内では一部の地域に偏在していて、市内全体的にはまだない状況にあるというふうに認識しております。24年度から新たな計画で進んでいくわけですが、そこではまた新たな設置というのが提起されていくだろうというふうに思う中で、どのような方法で設置について決めていかれるのか、まずそこをお尋ねしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 市民部長。
◎市民部長(吉田正男) お答えをいたします。 第5期の介護保険事業計画では、先ほどおっしゃったグループホームについて、9床の2ユニット、18床を整備する計画というふうにしております。議員おっしゃったように、その整備場所については偏在しているということは私どもも確認をしております。このことにつきましては、高齢者福祉計画等の策定委員会とかパブリックコメントでも同様の意見をいただいているところでございます。 グループホームの新規整備につきましては、今までの3期、4期につきましては県のほうで指定をしておった経過がございますけれども、24年度から始まります5期介護計画においては、市の指定として初めて行うことになります。そういうことで、他の保険者の公募による選定方法を参考にして、そして介在施設の偏在の解消についても、地域性等を考慮しながら選定を行ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(内山泰宏) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第34号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第35号 平成24年度伊万里市
立花台地開発事業特別会計予算について、25ページと431ページから445ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第35号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第36号 平成24年度伊万里市
公共下水道事業特別会計予算について、29ページと447ページから474ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第36号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第37号 平成24年度伊万里市
農業集落排水事業特別会計予算について、33ページと475ページから492ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第37号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第38号 平成24年度伊万里市
市営駐車場特別会計予算について、37ページと493ページから500ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第38号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第39号 平成24年度伊万里市
後期高齢者医療特別会計予算について、41ページと501ページから511ページまで。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第39号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第40号 平成24年度伊万里市
水道事業特別会計予算について、別冊です。18番渡邊議員。
◆18番(渡邊英洋) 予算の概要書でいきたいと思います。 46ページ、老朽管更新事業、1,150メートルの、金額的には8,810万円上がっておりますが、まず、今回のこの布設管の場所、そして2点目に、ある意味では毎年しなければいけないわけでございますが、10年を1スパンと考えて、この工事が終わってどのくらいの割合に布設がえがなるのかお尋ねしたいと思います。
○議長(内山泰宏) 水道部長。
◎水道部長(深浦弘信) ただいま老朽管布設がえについての質問だと思いますが、昭和年代に布設したものもあります。これらを布設がえするために、老朽管布設がえ計画書を平成31年度までにまず一たんしていくと。老朽管、水道事業を行う間、ずっとありますけれども、まずは31年度までということで進めております。 今年度は、先ほど御案内ありましたが、事業費が8,810万円程度というふうなことで、これは舗装復旧も入っておりますが、馬蛤潟地区、瀬戸地区、早里地区、松島、水留、村分、それから新天町あたりの布設がえを行いたいと。延長につきましては、1,150メートルを予定いたしております。 先ほど言いましたが、平成31年度までで一たん計画を行うということで考えておりますので、今回の平成24年度まで進めた場合につきましては、全体の進捗率としては26.6%程度になるんではないかというふうに推定をいたしております。 以上です。
○議長(内山泰宏) 18番渡邊議員。
◆18番(渡邊英洋) 一応平成31年度までということで区切られるわけですけれども、今後の布設がえの計画、そしてまた全体の費用等々をどのくらい考えていらっしゃるかお尋ねをいたします。
○議長(内山泰宏) 水道部長。
◎水道部長(深浦弘信) 先ほど言いましたように、平成31年度までということでの計画を現在つくっております。事業費につきましては、毎年度、約1億円程度ずつで行っていきたいということで考えておりますので、あと7年程度ですか、7億円から8億円ぐらいの事業費をかけていくということになるのではないかというふうに考えております。 以上です。
△日程第2 議案の常任委員会付託
○議長(内山泰宏) ほかに。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第40号に対する質疑を終結いたします。 次、議案第41号 平成24年度伊万里市
工業用水道事業特別会計予算について。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって、議案第41号に対する質疑を終結いたします。 以上で全議案に対する質疑を終結いたします。 それでは、議案の委員会付託を行います。 本定例会に提案されました議案のうち、人事案件であります議案第22号から第26号までの5件は慣例により委員会付託を省略し、他の議案については、お手元に配付しております付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、別紙付託表のとおり、各常任委員会に付託することに決定いたしました。 以上で本日の日程をすべて終了いたしましたので、これをもちまして散会いたします。 (午後2時32分 散会)...